メールの送信形式にはHTML形式とテキスト形式があります。ズバリ、メールはテキスト形式で送ることがマナーです。
なぜHTML形式ではダメなのでしょうか?
それはウィルスが混入する可能性があるためです。
最近のウィルスには、HTMLソースの中に悪質な実行プログラムを組み込んだモノや強引にWebブラウザを起動させてウィルスを仕込んでいるWebサイトへ自動的にアクセスさせるタイプがあります。もしあなた自身がウィルスの感染に気づかないまま、第三者にHTMLメールを送ると、次なる感染者を出してしまいます。
ウィルスメール送ってくるような人に、仕事を発注するクライアントはまずありません。ウィルス対策ソフトの導入は当然ですが、日頃からHTMLメールは使っていないことを示す必要があります。
Windowsユーザには人気の高い『Outlook Express』のメールの送信形式は初期設定でHTMLが選択されています。必ずあなた自身の手でテキスト形式に切り替えてください。「ツール」メニュー」→「オプション」を選択し、「送信」タブの「メール送信の形式」で「テキスト形式」のラジオボタンをクリックして「適用」ボタンを押してください。
●いきなり添付ファイルを送ってはダメ!
自分の履歴書をテキストエディタやワープロソフトで作成・ファイル化していませんか? こうしておけばアナログでの営業には紙に印刷して持参できますし、メールで応募する際も二次利用できて便利です。が、いきなりクライアントに履歴書ファイルをメールに添付して送るのは厳禁です。
最近は添付ファイルで送りつけられるウィルスが多発しています。そのため事前連絡のない添付ファイルは無条件で削除している人が多いのです。履歴書だけでなく、例えばイラストレーター希望の人が自分の作品を見てもらいたいが為に、画像ファイルを添付してしまうケースもあるようです。が、これはクライアントから見ると“非常識極まりない!”行いです。添付ファイルは必ず事前に先方の許可を得てから送るようにしてください。
現在メールに関するマナーは確固としたものはありません。が、ウイルスに対する心構えがあるか否かは、パソコンスキルを判断する大きなポイントとなっているのは確かです。危機管理がきちんと出来ていることは、信頼への第一歩。この点がクリアできていないと、SOHOワーカーとしてのスタートラインに立つ資格はないと言えるのです。 |