エントリーシートって何?
エントリーシートは、君を売り込む企画書。つまりビジネス文書なのだ。 |
というわけで、インターンシップのエントリー(応募・申込フォーム)に書く文章は、つまり本番の就職活動でも選考の対象となる「エントリーシート」とほぼ同じなのだ。
さて、ここで改めて、「エントリーシート」とは何かを述べる。
まず、私が就職活動をした当時(1989年)、エントリーシートというものはほとんど無かった。提出書類は履歴書のみだったのだ。同時に、リクナビやマイナビといった就職サイトもなく(そもそもインターネットはもちろん携帯電話も無い)、「応募します!」という意思表示は、資料請求ハガキを書くしかなかったのだ。
では、なぜエントリーシートが生まれたか。それは、インターネットが普及して、リクナビなどで簡単に応募できるようになったため、応募者が激増したからである。このまま全員呼んだら会社説明会の会場費がかさんでしまう。よって、応募者を絞る(フィルタリングする)必要が生まれ、「エントリーシート」が登場したのである。
さて、エントリーシートは履歴書とどこがちがうのか。
履歴書の構成要素は以下である(ハンコは除く)。
- 写真
- 個人基本情報1(氏名や住所、電話番号、メールアドレスなど)
- 個人基本情報2(学歴・職歴)
- 資格や特技
- 自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと
まず「写真」だが、顔で判断するわけじゃないので、エントリー時点では不要である。学生にしてもエントリーシート毎に写真を貼ってたら貯金が無くなってしまう。
次に「個人基本情報1・2」は、リクナビなどに登録されているので再度書く必要はない(企業独自のホームページなどでの募集であれば記入が必要)。特に学歴を問わない企業には不要である。
次に「資格や特技」は、新卒の場合ほとんど応募条件にならないので不要である(医療係や技術系などを除く)。
結局残るは「自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと」である。つまりエントリーシートは、履歴書に書く「自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと」を、より詳しく書いたものだと理解しよう。
※次のページで、ビジネス文書として相応しい書き方で書くことを学ぶ!
※履歴書にはハンコがあるが、エントリーシートにはハンコが無い。「ハンコ」は「この書類に嘘はないです」という意思表示であるが、嘘の自己PRや志望動機は、いずれにしろ面接ですぐばれる。
※参考サイト
はてなキーワード「エントリーシート」
Wikipedia「エントリーシート」
※参考サイト
はてなキーワード「エントリーシート」
Wikipedia「エントリーシート」