Step-8.自己PR・志望動機の失敗例!
些細なミスで落ちないように。君の成り得る最大限の君が、ストレートに伝わるように、頑張ろう! |
- 抽象的な言葉
「様々な」「沢山の」「いろいろな」「あらゆる」「~のような」などなど、曖昧な言葉は絶対に使ってはいけない。輪郭がぼやけるだけだ。
- 日記・作文
単なる経験を羅列した文章は、ビジネス文書ではない。
- 友達からのコメント
「友人からよく相談を受けます」「友人から褒められました」というPRは、論拠に欠ける。会社は友達ばかりじゃない。もっと客観性を出そう。
- 資格を取った苦労話
単に「頑張った」話であれば、何も伝わらない。資格を取得した努力に、オリジナリティに溢れた具体的なエピソードがあれば良い。例えば、その資格を取得するために、どのようにして計画を立てて、日々実行したのか。また、グループで勉強したのであれば、グループで勉強することでどのようなメリットがあったのかなど、聴き手が「なるほど!」と思わなければいけない。資格欄に空きスペースがあれば、そこに書いても良い。
- 勉強ネタ
ただ「勉強した」だけでは何も伝わらない。専門知識で勝負するのも社会人には勝てないから、避けた方がよい。仕事に生かせる「求める力」をうまくPRするように心がけよう。
- 中身が無い
「テニス部の部長の経験で」「新聞部の取材の経験を通し」「寮長の経験で」など、役職が論拠だと勘違いしてはいけない。役職が仕事をしない。具体的エピソードが無ければダメだ。
- 前置きが長い
「メインコピー」は、書類だけではなく、面接でも同じ。だらだら前置きが長いと面接官は途中で聞かなくなる。第一発生の言葉こそ、面接官は聞き逃さない。
- ことわざ・名言を使う
一般的すぎて、個性が出ない。埋もれてしまう。使うならあまり聞きなれないものを。
- たくさん羅列すること
伝えたいことが分散して、インパクトが無くなるので避けよう。世界一周した話をするとしても、その中で一番濃い具体的エピソードで勝負しよう。
- 「また」を使う
この接続詞を使うと、話が分割される。3分が1.5分になり、300文字が150文字になる。具体的エピソード部分が希薄になり、「求める力」がリアルに伝わらなくなる。
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再確認しよう。自己PR・志望動機は会社ごとに違う。でも構造は全く同じ。
- 志望動機:
「メインコピー(求める力)」
+「具体的エピソード(求める力の論拠)」
+「やりたい仕事」
- 志望動機:
「メインコピー(熱意)」
+「具体的エピソード(熱意の論拠)」
+「やりたい仕事」
この「自己PR・志望動機」の作り方なら、会社によって「自己PR・志望動機」は変化するはずだ。なぜなら、会社によって「求める力」の表現は変わるし、「やりたい仕事」も変わる。そして「具体的エピソード」も変わってくる。しかし、作り方は同じなので、組み合わせを変えるだけ。つまり、君自身は何も変わらないし、変える必要はないのだ。応募する会社や仕事内容によって、最も適した自己PR・志望動機をアレンジするだけなのだ。
まずは「やりたいこと(価値観・こだわり)」をイメージしながら、気になる会社の仕事内容をみてみよう。そして、会社研究をじっくり行う。そして自らを振り返り、型通りに作ってみてほしい。
この自己PR・志望動機を作るプロセス自体で、きっとみなさん自身の就職活動も、見えてくるはずだから。
【目次】 |