大学生の就職活動/就職活動の選考対策

就活面接を盛り上げるコツ(3ページ目)

面接が盛り上がらない理由は、『話のネタ』が不足しているからだ。よって『話のネタ』をたくさん蓄えなくてはならない。その方法は「会話のプロに聞く」「ブログをはじめる」「ガンガン試す・話す」の3つだ。

執筆者:見舘 好隆

ガンガン「試す」「話す」ことを実践すれば、「話のネタ」は勝手に貯まる!

『おまけ』が会話を盛上げることは理解できただろう。

しかし、面接官がいつも予想通りの質問をしてくれるかどうかはわからない。今日は「海外旅行」でも、明日は「気になるニュース」かもしれない。今日は「大学時代に力を入れたこと」でも、明日は「5年後なりたい自分とは?」かもしれない。『おまけ』を全てに網羅し用意することなんてできるわけが無い。

では、どうすれば『おまけ』を臨機応変に引っ張り出し、使いこなせるようになるのだろうか。
平木教授はこう指摘する。
「場をもたせるのが上手な人と下手な人がいます。上手な人は、実はとても努力している人なのです。いつも誰でも話せる話題はないかと探したり、話をする相手のことを調べて、その人が興味を持ちそうなことを知っておいたり…。そうやって、日ごろから自分の中に「話のネタ」をこつこつと蓄えているのです」(出典:『言いたいことがきちんと伝わる50のレッスン』平木典子)

よって毎日意識して「話のネタ」をこつこつ蓄えていくことが、面接を盛上げるコツなのだ。例えば美容師、マッサージ師、タクシーの運転手、ホステス、結婚式の司会者など「会話のプロ」たちは、毎日毎日、ひっきりなしに新しい人と話をしている。相手はコロコロ変わるから、当然話すテーマも変わる。結果、「ネタ」をいつも蓄えているとしか考えられない。

さて、どうやってネタを貯めることができるのだろうか。3つ、作戦を考えてみた。是非実践してみて欲しい。

    • 数の「会話のプロ」に、コツを尋ねる。
      行きつけの美容師に聞くのが手っ取り早い。君の周囲にいる「話のネタをたくさん持ってる人」に聞いてみるのもいい。タクシーに乗ったら絶対聞いてみるのもいい。一人じゃなくて、複数の人に聞いてみよう。
       
    • ブログをはじめる。
      ブログは簡単に作れるメディアだ。よって書き始めると少なくとも楽しみに読んでくれる人が生まれる。そしてその人のために、短くてもいいから何か書こうと頑張ることができる。最近はカメラ付き携帯も普及したのだから、「お、面白い看板だ」「お、綺麗な花だ」「お、うまいメシだ」とその日気が付いたことを簡単に記録できる。それに簡単なコメントを付けるだけで、ブログは魅力的なものに仕上がる。そしてどんどん貯まっていく。ポイントは今日起きたことを「まとめる」という行為だ。まとめなければ、「話のネタ」にはならない。ブログはその作業を知らず知らずに行うことになる。オススメだ。
      ※最近、就職活動ブログが流行っていると聞くが、私は大賛成だ。例えば今日の面接でうまくいったことや、逆に失敗したことを書き留めることは、反省にもなるし、話のネタを貯めることにもなる。自己分析も兼ねて一石二鳥だ。
    • 話のネタを自分で作る
      意識して話のネタを貯めるなんて面倒くさい! ブログなんて恥ずかしい! なんて人もいるだろう。わかった。じゃあ、一番オススメの方法を伝授しよう。ネタを貯めるなんて考えなくていい。とにかく「試すこと」そして「話すこと」を実践せよ。「試すこと」は、例えば話題の映画を観る、噂のレストランに行く、サークルや研究会に飛び込んでみる、興味があるバイトに飛び込んでみる、インターンシップする、海外留学するなど、とにかく考えるのは辞めて、やってみることだ。今までやっていないことをやるだけで、かなり「話のネタ」は仕入れることができる。ブログを書く暇が無いくらい、試せばいい。「話すこと」も同様だ。今まで話したことが無い人と話せ。初対面の人と話せば、当然「話のネタ」を二つ三つくれるだろう。そのネタを活用して、次に話す人に『オマケ』として進呈すれば、その人はきっと新しい『オマケ』をくれるだろう。ガンガン「試す」「話す」こと以上に、「話のネタ」を豊富に手に入れる方法は無い。



「話のネタ」を豊富に蓄えることができたなら、面接なんてちっとも怖くなんかない。
そして「話のネタ」を貯めることは、明日からでもできるのだ。
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