窮地に陥って動じない人は、「楽天力」に長けている
面接官がチェックする「3つの力」のひとつの「楽天力」とは、仕事にはつきもののストレスに対して、自分に適した処理方法を持ち、戦略的に解消していく力。『仕事のための12の基礎力』の中で、大久保さんが是非身につけよと教えてくれた。
さて今回はこの「楽天力」を面接官に伝えるにはどうしたらいいのか?そして身につけるにはどうすればいいのか?を一緒に考えてみよう。(写真提供:FotoStyles)
「楽天力」とはすなわち「ストレス耐性」だ。記事「『会社のオキテ』を就職に活かす」でも書きましたが、言い換えれば「打たれ強さ」。人事は面接で必ずこの「打たれ強さ」を確認する。なぜなら仕事は、みなさんが思うほどスムースには行かないものだから。一人前に仕事を覚えるまで、上司やお客様に何回も怒られる。さらに一人前になったところで、プレッシャーに耐える場面や、絶対ミスが許されない緊張を強いられる場面に何度も出遭うだろう。失敗しつつ一つ一つ乗り越えて行かなくては成長できない。いちいち「駄目だ!」「自分に合ってない!」と思ってしまう学生なんか絶対採ってはいけないと人事は思っている。少々の試練や失敗で落ち込まれても辞められても困るからだ。
よって、会社は「度胸」「粘り強さ」を持つ学生を、心から切望しているのだ。
※次のページで「クレーム」への対処の仕方で、楽天力を身につけないかどうかが決まることを学ぼう。アルバイト先でも活用できるぞ!