大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

就活で先輩訪問における15の掟(2ページ目)

「やりたいことがわからない」のだから、「実際に働いている人」と会おう。「内定を取りたい」のだから、「内定を取った人」と会おう。先輩訪問こそ、就職活動における最強のアクションなのだ。

執筆者:見舘 好隆

先輩訪問で得た情報は、会社説明会やHPより価値が高い

先輩訪問
先輩訪問は何もそんなに難しいことじゃない。もし躊躇するなら、内定取った先輩に会うことから始めよう。
ここでまず、先輩訪問の価値について述べる。先輩訪問の価値を一言で言えば、先輩の仕事を「疑似体験」することにある。

「疑似体験」と言えば、何だか小難しいが、よくよく考えれば、普段からやってることである。例えば、初めて沖縄旅行に行くことになったとしよう。きっとまずはガイドブックを買ったり、沖縄に関する情報サイトを閲覧したりするだろう。しかし、もし知り合いに「沖縄に住んでいる人」「沖縄に最近行ったことがある人」がいたら、是非話を聴いてみたいと思わないだろうか。

「沖縄に住んでいる人」がいるなら、ハッキリ言って、どこに行って、どこで食べて、どこに泊まればいいのか、教えてもらってその通り行けばよい。もちろん、ガイドブックなどで行ってみたいところがあれば行けばよいが、もし「沖縄に住んでいる人」が君のことをよく知っている人なら、その人が君に教えてくれる情報は、すでに君用にアレンジされており、その情報に勝るものはないと言っても過言ではないだろう。期待外れもあるかもしれないが、その確率はガイドブックで行く旅よりも遥かに小さい。

また、「沖縄に最近行ったことがある人」の情報は、「沖縄に住んでいる人」よりはクオリティは落ちるかもしれないが、鮮度が高い。なぜならガイドブックは半年や1年以上も先に取材・編集されたものだからだ。もちろん、雑誌の特集記事や、webであれば鮮度が良いものも確かにある。しかし、やはり「沖縄に最近行ったことがある人」が君のことをよく知っている人ならば、その人が教えてくれる情報は、すでに君用にアレンジされている。結果、君が感動する確率は雑誌やwebより高いはずだ。

ここでいう「沖縄に住んでいる人」が社会人の先輩であり、「沖縄に最近行ったことがある人」が内定を取った先輩だ。先輩訪問とは、それほど価値が高い情報集であることを、まず理解してほしい。

※次のページで、先輩訪問における15の掟(事前準備編・その1)を学ぶ!
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