【要素1】ターゲティング
就職活動中に出会った学生こそ、君が輝く会社を知っている可能性が高い。 |
- キーワードをノートに書く。
業界名、仕事名など具体的なものや、「環境を大切にすることを伝えたい」「子供に夢を与えたい」「世間が驚く発明をする」「チームで何かを作り上げたい」といった仕事を通して表現したい価値観など、何でもいい。目標と定める企業の選定条件を、ノートに書こう。
- ネットで検索する。
キーワードをGoogleに打ち込んで検索してみよう。コツとしては、“採用情報”“求人情報”などをスペースを空けて入力すると良い。例えば、“子供に夢を与える 採用情報”と入力するだけで約1000サイトもヒットする。時間を決めてネットサーフィンし、気になる企業の採用情報サイトをブックマークしよう。もちろん、リクナビなど就職情報サイト内のキーワード検索でも構わないが、それではあくまでもそのサイトに広告費を払った企業だけが検索対象になってしまう。時間が無ければそれでも良いが、その場合も複数の就職情報サイトで検索しよう。
- 友人・知人に片っ端から聴く。
ノートに記したキーワードをベースに、希望する企業のイメージを友人・知人に片っ端から話してみて、どんな企業が良いか聴いてみよう。人によって答えは違うが、それが逆にミソである。つまり、ネット検索ではあまりに数が多すぎて絞りきれないし、その企業の良し悪しも分からない。しかし、友人・知人が知っている企業なら、その時点で自然に数は絞られ、その企業についてのコメントももらえるのだ。ネット検索では辿り着けなかった意外な企業名を教えてもらえるかもしれない。尚、聴く対象は当然学生よりも社会人のほうが、精度の高い情報を得られるだろう。家族や親戚、教授やゼミ・サークルの先輩はもちろん、アルバイト先の先輩、行きつけの美容院やカフェのマスターでも誰でもいいから片っ端に聴いてみよう。
- 就職活動で出会った学生に聴く。
セミナーや会社説明会、そして選考会場で出会った学生に、「どこを受けるの?」と聴いてみよう。驚くかもしれないが、これが最もいい企業に出会う、究極のマーケティング活動である。amazonで何か商品を検索してクリックしてみよう。すると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という表示がされる。この情報はかなり有意だ。なぜなら、その本を「お金を払って買った」のだ。はずれだったかもしれないが、とにかく単なる検索で見つけた商品より、自分が求める商品である可能性が高い。セミナーで出会った学生が受ける企業も同じロジックだ。君と同じように「足を運んだ」のだから、その学生が受ける企業の中に、君が求める企業が見つかる可能性は高い。断れるかもしれないけど、そもそも失うものは無いんだから、積極的に声を掛けて見よう。
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