大学生の就職活動/就職活動の準備

就活準備 周囲に働きかける力をつける(2ページ目)

仕事を遂行する際、最も大切な力は「周囲に積極的に働きかける力」だ。例えば新商品発売にしても、企画、仕入、製造、流通、販売、宣伝などたくさんの人の協力を得る力が必要。その力を持つ人だけが実行力を持つ。

執筆者:見舘 好隆


あなたは「周囲に積極的に働きかけることができる」人ですか?

さて、あなたは「周囲に積極的に働きかけることができる」人ですか? できるとしても短時間の面接で伝えることは難しい。よって「周囲に積極的に働きかけた」経験を思い出し、言葉にするしかないだろう。

ここでまた注意。「役職」イコール「その力を持つ」ことではないこと。例えばクラブ・サークルの部長なら「周囲に積極的に働きかけ易い」立場にいるだろう。それは「周囲に積極的に働きかけた」経験の証明ではない。「指示・命令」で人を動かせる立場にいただけではPRにならない。あくまでも上下関係でなく、あなたの「自律性」、すなわち「相手のニーズを把握し」「調整し」「自分自身をコントロールして」行った経験を、クラブやバイト、ゼミなどの経験の中からピックアップして自己PRするのが良いのだ。

「相手のニーズを把握し、調整し、自分自身をコントロールした経験なんて無いよ!」

という人もいるでしょう。じゃあ、今からでもやればいいじゃないか。クラブやバイト、ゼミなどでそういう役割を自ら挙手してやればいい。

「就職活動中だからできない!」

これは言い訳だよ。だって社会人は、毎日、どんなに忙しくても、自律性を持って(つまり周囲に積極的に働きかけながら)仕事をやっている。よって、就職活動をしながらでも、周囲に積極的に働きかける努力はできるはずだ。

例えば、グループディスカッションで意識して始めてみては、いかがですか?
例えば、セミナーが終わってから初対面の学生数人をお茶に誘うことから始めてみては、いかがですか?

「できない!」と思って何もしないのと、「少しでもやってみよう!」と思って試行錯誤するのとでは、全然違う。なぜなら、少しでも意識すれば、面接で「周囲に積極的に働きかける努力をしている」ことだけでも伝わるはずだから。


※もちろん社会人はみんな自律性を持っているとは限りません。しかしながら自律性が無ければ、仕事はうまくいかないことは事実です。経験者(=私)談。

自律した学生になる方法・その3「失敗を乗り越えたことがある」に続く!

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