「店舗取材」で3馬身リード!【その2】
私は比較的お忙しそうでない店員さんに声をかけた。「少しご質問しても宜しいですか?」
「はい」
「私は見舘といいます。就職のアドバイザーをしています。実は彼女、明日御社を受験するんです。そこで勉強のために御社のお店をまわっています」
「そうなんですか!」
私は彼女に自己紹介を促した。彼女は恥ずかしそうに自己紹介をした。
「お忙しいとは思いますが…。このお店の一番の売れ筋は何ですか?」
「そうですね…。最近はこの食器セットがよく出ますね。この食器は…(いろいろ説明してくれる)」
「ありがとうございました!最後に一言で結構ですので、彼女に何か明日の面接のアドバイスを」
「うーん…今年は人気で3000名応募があったと人事は言ってましたね。企画会議を模した試験があるよ確か。とにかく商品に熱い想いがあって、お客様に喜んでもらうことを仕事に出来る人が、会社は望んでると想うよ。頑張ってね!」
「ありがとうございます。よろしかったらお名前をお聞かせいただけますか?」
店員さんは名前を教えてくれた。彼女は声を振り絞ってお礼を言った。
「〇〇さん(店員さんの名前)、ありがとうございました!」
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この「店舗取材」のポイントをまとめよう。
- 店舗取材は先輩訪問の一種。取材だから数分で出来る。
- まず名乗る。社会常識です!
- 目的を話す。社会常識です!
- 質問は一つに留める。長くなると仕事の迷惑になる。
- 売れ筋や接客での注意など、その店でしかわからないことを聞く。
- 面接の一言アドバイスを求める。これも長くなると仕事の迷惑になる。
- 名前を聞く。これがポイント!
- 必ずその日中にお礼のハガキor手紙を書いて次の朝出す。宛先はお店宛にすればいい。
特に重要なポイントは名前を聞くこと。まず、お礼状を出すために必要。企画書・レポートを書くためにも必要。さらに面接で話すときにも必要だからです。
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