「フィージビリティ・スタディ」でエントリーシートを突破する!
すべてのシーンにおける「フィージビリティ・スタディ」の基本は、「店舗訪問(会社訪問)」と「先輩訪問」にあります。なぜなら、
「店舗(会社)」は将来のあなたの職場であり、
「先輩」は将来のあなたの同僚だからです。
その将来の職場で1日の大半を過ごすのです。その職場の雰囲気を知らずして、自己PRや志望動機に説得力を持たせることはできるのでしょうか?
その将来の同僚は1年以上前あなたと同じ道を辿り、入社したのです。就職活動のこと、そして職場のこと、仕事のこと。山ほど聞きたいことはありませんか?
「店舗・会社訪問」と「先輩訪問」を前提とした「フィージビリティ・スタディ」を行わない就職活動は、愚の骨頂であることをまず念頭においてください。
さて、あなたが今書こうと思っているエントリーシートは、そのままで書類選考を突破できるでしょうか?さあ、フィージビリティ・スタディでその可能性をアップさせよう!
- 店舗・会社訪問
自己PRや志望動機の「論拠」を探すためです。また、具体的な「キーワード」探しの旅でもあります。社員の台詞や店内のPOPなど、自己PRや志望動機に引用できるものを探しに行きましょう。会社案内に書かれたメッセージを引用することは、誰にでもできる。自分の足で見出した言葉こそ、読み手に説得力を持たせるのです。
- 先輩訪問
書いたエントリーシートを見せて、あなたの自己PRが面接官に伝わるかどうかを確認してください。志望動機に説得力があるのか尋ねてください。また、先輩から仕事内容を聞いて、「論拠・キーワード」を探してください。引用する先輩の台詞をメモることを忘れずにね。
- 志望業界・会社の関連書籍や新聞雑誌記事
「論拠」のための引用に使います。もちろん「キーワード」にも活用可能。また、伝えたいことと会社の方向性が一致しているかの確認でもあります。また、最近のニュースを引用すると「お、自己PRを会社ごとに変えているな!」というPRにもなります。どこの会社でも使えるあたりさわりの無い自己PRに、採用担当者は心底辟易していますから。
※キーワード:面接官に印象的に自分の意志を伝える時に用いる「単語」。
例:「サービスはお客様の様々なニーズに対応することが基本だと思う」
これでは一般論。誰にでも言える。しかしキーワードを使うと、
「サービスは“子供に対する親の無条件の愛”と同じだと思う」(引用:『サービス哲学』窪山哲雄)
このようにずっと伝わる。伝えたいことを的確に表現してくれるキーワードを探し出そう。
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