×不正解!!
自分の目や耳、肌で感じたことが全てだ。他人が書いたことで自分の進路を決めてはいけない!大前提。会社案内や会社のホームページには、基本的に「良いこと」しか載っていない。さすが嘘はついていないけど、「悪いこと」はわざわざ書かない。
例えば「海外事業部」で世界を颯爽と駆け抜ける先輩社員が「就職ジャーナル」で紹介されていたとしよう。果たして新卒入社の社員のうち、何人がその部署に配属されるのだろうか?
例えば「商品企画部」でヒット商品を作り上げた先輩社員が「会社案内」で紹介されていたとしよう。果たして新卒入社の何人が商品企画に携わることができるのだろうか?
逆に例えば「有休を取得しやすいのか」「産休や育児休暇は取り易いのか」「残業は多いのか」「残業手当はちゃんと出るのか」「転勤は多いのか」「営業ノルマの重圧はどのくらいか」「本当に女性も活躍できるのか」「学閥みたいなものはあるのか」などは、決して会社案内には登場しない。
でも、その会社案内に載っていない事の方が、みなさんにとって切実な問題のはずだ。
よって、実際に働いている人に会ったり、働く現場に訪れて会社を吟味することは、進路を決める上で必須の作業なのです。自分の人脈や足で得た情報こそ、信用できる情報なのです。この作業をせず、会社案内を鵜呑みにし、就職後「こんなはずではなかった!」と落ち込んでも、誰のせいでもありません。
マンションや家を買うなら、必ずモデルルームに行くでしょう。車を買うなら必ず試乗するでしょう。結婚だってある程度お付き合いを続けてからするでしょう。誰もチラシだけでマンションを買わない。車も見ただけで買わない。結婚だってお見合いして即日決めることなんて絶対にありえない。
普通に考えれば当たり前のこと。就職だって同じことなのです。
最近「第二新卒」が急増している。きっと「良いこと」しか書かれていない「会社案内」を鵜呑みにした学生が、入社後現実を受け止めきれず、早期退職するからなのでしょう。
そして「第二新卒」の増加は、「新卒」の枠を減らしていくことに繋がるのです。
※最初からテストに挑戦!