大学生の就職活動/就職活動での自己分析

就活生は仕事・会社の選択肢を狭めるな

今みなさんは、宝の山を目の前にしています。一部分だけを見て、手に入れる宝を決めるのは、とても勿体無い。少し引いて見て、もっと素晴らしい宝を探してみよう。一生に一度の機会ですよ。

執筆者:見舘 好隆

「やりたいこと」をまず探す

「何をしたいのか分からない」・・・この状態では、就職活動はきっとうまく行かない。逆にこれさえハッキリしていたら、就職活動は9割終ったのと同じです。よって、「何」を見つける事を後回しにして、ESや自己PRを悩んだり、面接を怖がっていてはいけないのです。

友人に「親戚の女子学生に、就職予備校に行った方が良いのかと相談された。どう思う?」と聞かれました。私は、「うーむ。悩みが吹っ飛ぶなら、数十万円払って行くのも一つの手段ですが、私は薦めないなあ。なぜなら、やりたいことがしっかり決まっていたら、それができる会社を探したり、電話しまくったり、ホームページを読み漁ったり、過去問や面接内容を調べなくちゃいけない。あと、先輩訪問に突撃しないといけないし、店舗巡りもしないといけないし、練習用に他社を受験しておかないといけないし、面接でPRすることもまとめておかないといけないし、業界研究のために資料集めもしないといけない・・・。こんなにやることが一杯あるのに、予備校に行ってる暇なんてあるのかな?そして今言った事すべてこなしたら、就職予備校で学ぶことは無くなっているよ。」と話しました。

何となく見えましたか?「やりたいこと」さえ決めれば、後はロジカルに作業するだけ。悩むことは無い。でも、「やりたいこと」が見つからないと、次の作業に進めないから、不安になるのです。一流のトレーナーに、バッティングを習っても、入りたいチームが無ければ活躍することもできませんよ。バッティングに悩む前に、入りたいチームを探さなくてはいけません。
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