在宅ワーク/在宅ワークの仕事

ミセスが体験 テープ起こし通信講座

雑誌の広告につられて「テープおこし」を始めたミセスの体験記を取材しました。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

もう一度復帰したい…

テープおこし
「前はもっとイキイキしていたのに…」自分が急に老けた気がして…
学生時代から、文章を書くことが好きだったので、雑誌に紹介されているテープおこしの通信教育の広告には、前から興味を持っていたというがっちゃん(ペンネーム)。

出産を機に会社を退め、半年間は可愛い娘のために、家事と育児に集中してきましたが、ある日、スーパーのウインドウに映った自分を見てがっくり。

「やだ、おばちゃんみたい。昔ははこんな顔してなかったのに…」

そこで、同期入社で結婚したダンナに頼み、興味があったテープおこしの通信教育を申込みました。教材費は6万円かかりましたが、毎日覇気のない顔をしているがっちゃんのことが気になっていたダンナは、心よく払ってくれました。家には、ミニコンポしかなかったので会議録音&再生用のカセットテープ(1万円弱)と、原稿作成用にと会社で使用しなくなったノートブックパソコンも用意してくれました。こうしてがっちゃんの通信講座生活は始まったのです。

早速、教材開始!

テキストは7段階ほどにわかれていて、送られてきたテープには、インタビューや会議、講演などが録音されていました。中には、話題の芸能人へのインタビューも含まれていて、ワイドショーが好きだったがっちゃんは、テープを聞くことも、リライトすることも苦にはなりませんでした。

「これなら、私もやっていける!」

その時、がっちゃんは、自分に自信がついたように思いました。講座は5ヶ月で終了です。

理由がある場合は、2ヶ月の延長もOKだったので、順調に進んでいたがっちゃんは余裕で終了できると思っていました。もしかしたら、成績優秀者になって、仕事がドンドン入ってきたら、どうしようなんてことまで考えていました。
※ちなみに、成績優秀者になったからといって、仕事が取れる保証はされていません

第1回目の添削が戻ってきました。思っていたよりも成績は良くありませんでしたが、悪くもありませんでした。そして2回目の添削が戻ってきました。子供が寝ている間に、一生懸命聞き取って書いたのに、成績はさんざんなものでした。アドバイスに「作文の基礎ができていません。漢字は正確に書きましょう。テキストを良く読み直してください」と書いてありました。

それまで、がっちゃんは、テープを聞いて、ただ原稿用紙にそのまま書けばいいと思っていました。地名や語句は知っているものだけを漢字に直していました。有名人の名前も知っている人だけを漢字にしていました。テキストも面倒だったので、よく読んでなかったのです。
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