派遣で働く/派遣で働く関連情報

スポーツ選手が生活を両立するのには派遣が最適 スポーツ選手の派遣支援続々

スポーツ選手はなかなか通常のシゴトキャリアになることがむずかしかったのを、現役の選手のころから就業支援をしようという専門会社があらわれました。

執筆者:蛯原 恵子


派遣業界では、このところスポーツ選手の仕事を応援するプログラムが実施企画されています。長期にわたる不況で、企業スポーツは衰退しており、選手が会社に所属して仕事をしながら練習する環境が、だんだん厳しくなっています。また、世間的にはまだ若くして引退することもある選手の、引退後のキャリアアドバイスも含んでいます。

過去には、2002年にサッカーのJリーグがJリーグキャリアサポートセンターを開設。また、昨年11月、社団法人全国野球振興会(日本プロ野球OBクラブ)が、再就職支援会社に委託して、プロ野球選手OBを対象にキャリア設計セミナーを開きました。しかし今回の動きのように、専門の支援企業としては下記のパソナスポーツメイトが初めてです。何社かの取り組みをご紹介します。

パソナ


パソナでは専門の子会社「パソナスポーツメイト」を設立しました。来月から営業を開始します。資本金は2500万円。元国体カヌー選手の八鍬美由紀氏が社長に就任。就労支援の対象は、プロ契約をせずに選手生活と仕事を両立したいと考えている選手。初年度登録目標は500人。キャリアカウンセリングや、パソコン・電話対応などの一般的なビジネススキルの研修、競技生活を優先した仕事の案内等、スポーツ選手に特化した就業支援サービスメニューをそろえています。過去の業界団体の支援とことなり、現役のスポーツ選手の支援をしようとしていることが特徴です。

ヒューマン


来年度の予定ではありますが「キャリアサポートセンター」を設立。同じく来年設立予定の「バスケットボールカレッジ」の受講生をプロチームに紹介したり、関連するビジネスに人材を派遣することを企画しています。こちらは、引退した選手の仕事支援も行う予定です。

クリーク&リバー


クリエイターの派遣会社であるクリーク&リバーでは、検討段階ではありますが引退したプロサッカー選手を対象とした再就職新事業に参画しようとしています。引退した選手には3ヶ月ほど、コーチング・栄養学の研修を実施し、スポーツ施設などを紹介することが検討されています。
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