テレビが効率が悪い理由
この前、動画放送で「ポールポッツ感動秘話」というのがアップされていまして、興味があって見ました。ポールポッツさんは、オーディション番組をきっかけに携帯のセールスマンからオペラ歌手に転進したひとで、シンデレラストーリーなんですね。この動画は1,2,3と分かれていて、たぶんCMが入るたびにくぎったのでしょうけれども、これが正味で20分。実際にTVで生で見ていた場合は、30分番組でしょうか。
しかし、これを見てえられるのは、ポールさんの経歴。
ほぼ同じ情報を得るのに、wikipediaを使えば3分。ポールさんの姿と、歌を確認したければ、動画サイトで3分のオーディションの映像をみればOK。
ほんとは6分ですむんです。
ポールポッツさんの場合は、感動秘話、なので、TVで感動を共有することが大事、といわれればそれまでになってしまうのですが、言いたいことは、TVを含めて動画というのは、
・一件、情報量が多いようにみえるけれども、情報効率と言う意味では最低
なのです。
ニュースでもそうです。NHKニュースを1時間見るより、asahi.comのヘッドラインを10分眺めるほうが、よっぽど情報量を得ることができると思います。
asahi.comにも画像がついていますし、どうしても動画で確認する必要があれば、動画サイトをみればよいでしょう。
コンサルタントがテレビを敬遠するのは、「内容がつまらない」だからということではなく、効率性の問題なんですね。