ワークライフバランスは良いという意見
「ある程度プロジェクトを仕切れる立場になれば、裁量が非常に多い。対クライアントへの責任はあるが、それ以外は時間は比較的自由。完全に自分に任されているので、やらされているという感はまったくなく、仕事は面白い。ワークとしての質も高いし」(外資系業務コンサルタント)
「プロジェクトベースの仕事なので節目がはっきりしている。プロジェクトが終われば完全に終わり。まとめて休暇が取れる。リフレッシュできるので、とてもいい。毎回仕事をリセットして、新たな気持ちで次に迎えるというのはとてもよい」
(外資系ITコンサルタント)
「戦略コンサルティングの仕事は、ここまでやればOKというものはなく、やろうと思えばどこまでも精緻にやっていけるという仕事。逆にいえば、適当に済ませようと手を抜けば、抜ける部分もある。ライフワークというより、徹夜してでもクライアントへの満足度やクオリティをあげたいという、自分なりのこだわりがないとやっていけない」
(外資系戦略ファーム コンサルタント)
という意見も伺いました。
結局はワークライフバランスに対する意識
話をまとめます。コンサルタントの労働時間が長いのは、確かに否定できません。しかし、無駄に長いだけとか、意味がなく束縛されている、というわけではなさそうです。それに比例したスキルの上昇や、プロフェッショナルとしての意識の向上があるからこそ、充実してやっていけるということなのでしょう。
コンサルティング業界を目指す方も、求めるものはそのプロフェッショナルの意識の向上にあるのではないかと私は思っています。
大事なのは、ワークライフバランスというよりはむしろワークなのか、得られるものなのかの意識のバランスが大事という気もします。
しかしながら、ただ単純に殺人的に忙しいというわけではなく、リーダーに近づければ裁量権もあり、仕事は窮屈ではないということは確かです。プロフェッショナル意識を持って自主的に仕事をしていれば、必然的にワークとライフのバランスもあがるはずです。