長期休暇も実はとりやすい
休暇がプロジェクトの都合によって決まると書きました。そのため、実は長期休暇が取りやすいのです。ねらい目は、プロジェクトとプロジェクトの合間。 配属していたプロジェクトが、最終報告なり、システムのカットオーバーを終えて、無事終了すると、プロジェクトは必然的に「解散」になります。そのあと、他のプロジェクトに配属されるわけですが、その間はいわばフリーエージェントの状態で、どのプロジェクトにも属しているわけではありません。その間に、まとめて有給を消化するのです。
プロジェクトの終了と開始時期というのは、一年でいろいろなタイミングにやってきますから、たとえば閑散期の6月や10月といったときに1週間くらいの休暇をとれることもあります。
航空運賃が安く空いている時期に、ゆっくり海外にいけるなんてとてもいいですよね。しかもプロジェクトは区切りがあって終了していますから、留守中の仕事を誰かに引き継いでおいたり、だれかにフォローを頼んだりといったことをする必要が無く、思いっきり休暇を楽しむことができるんです。
あるコンサルタントの休暇の実例
では、みなさんどのくらい休暇を取っているのでしょうか?私の場合、大手コンサルに勤めていたときは、9月ごろにプロジェクトの区切り目で8日間の休みをとって、中国に旅行にいくことができました。知り合いの若手コンサルタントは、去年2回海外に行ったそうです。これも、自分の仕事は自分でコントロールできるコンサルタントならではのライフスタイルだと思います。仕事をするときは仕事に専念し、仕事がおわればまとまって休みをとって、次のチャレンジのために充電する。そういうライフスタイルができるのがコンサルタントの魅力のひとつでしょう。