翻訳
翻訳を完成させるには文献やネットでのリサーチも必要。
どうすれば翻訳者になれるでしょうか?
翻訳の種類別に、必要とされるスキルと翻訳者への道のりをまとめてみました。

翻訳者・通訳者を目指すVol.3翻訳業界の基礎もご参照ください。

翻訳者に必要なスキル

最低限必要なスキルとして以下の4点があります。

  • 外国語力
    外国語の文献を読んで十分に理解できる外国語力。
     
  • 日本語力
    原文をきちんとした日本語にできる日本語表現力。(日本語から外国語に翻訳する場合は、外国語の表現力)。
     
  • リサーチ力
    専門用語や業界知識など、わからないことがあったら自分で調べる必要があります。あらゆる方法で調べることのできるリサーチ力も必要です。
     
  • スケジュール管理能力
    納期を守るというのは翻訳者として基本中の基本。
    納期に間に合わせることができないと、実に多くの関係者に影響がでてしまい、翻訳者個人の信用にも関わります。
これらのスキルに加え、翻訳の種類によってそれぞれ専門的な技術・知識が必要となります。

●実務翻訳
簡単な社内文書の翻訳など、基本的な翻訳技術があればできるものから、高度な専門知識が必要とされる翻訳までレベルは様々です。
契約書の翻訳では、契約書のスタイルや契約書でよく使われる言い回しを知らなければ訳せませんし、機械のマニュアルでは特殊な部品の名前もでてきます。またその業界独特の用語など、実務に密着した語彙力・知識が必要とされます。

●文芸翻訳
なんといっても日本語の表現力が高く求められます。文芸翻訳は、単に意味が伝わればいいというレベルではなく、原作の作風を壊さずに、且つ読者がひとつの作品として違和感なく読める作品に仕上げなくてはいけません。
おじいさんのセリフ、女の子のセリフ、中世の騎士のセリフ、宇宙人のセリフ(?)など、登場人物のイメージにあった表現にしなくてはならないので、高い表現力が求められますし、SF、歴史もの、戦争ものなどではその背景や業界用語といった専門知識も必要とされます。
また、大人向けの作品と童話では表現が異なるように、読む対象にあわせた表現力も求められます。

●映像翻訳
文芸翻訳と同様に、日本語の高い表現力が求められるほか、限られた長さに訳す必要がある為、ひとつの文章を何パターンにも訳せる能力が求められます。また、台本がないものを訳すケースや、台本があってもどういった感情で話されている台詞なのかを察する為にも、高いリスニング力が必要です。
映画などの台詞はシナリオライターが練りに練って作ったもの。ただ訳すのではなく、言葉の裏にあるニュアンスを汲みとらなくてはストーリーに合った訳にはなりません。
そういった意味でも、映像翻訳独特の特殊なスキルを身につける必要があります。