海外で働く・転職する/海外での仕事・働き方

国際協力NGOの理想と現実(2ページ目)

「国際協力の世界で働きたい!」という夢を持つ人は、たくさんいるけれど、実際には収入などの条件面で「現実の壁」に突き当たる人も多いのではないでしょうか?今回はNGOを中心に労働環境を見ていきましょう。

執筆者:須子 はるか

採用で重視されるのは?

採用で重視されるのは
7つのポイントを押さえよう
NGOに就職したい!と考えたら、数少ない有給スタッフのポジションを勝ち取らなければなりません。採用にあたって、NGO側が重視するポイントをまとめてみました。

1)積極性
人数が少ないNPOは、ある種中小企業のようなところがあります。ひとりで何役もこなす必要がある以上、積極性が求められます。

2)協調性
少ない人数で働く際に必要とされるのが協調性です。嫌いな人とも折り合って融通をきかせられる柔軟性が評価されます。

3)責任感
高い給与がなくても、ひとつの仕事に責任をもって取り組む姿勢が必要です。活動全体が寄付などのお金で成り立っている以上、責任を持って運営することが求められるからです。

4)異文化適応力
海外への赴任ややりとりが多いところから、異文化に適応する能力が求められます。「えっ?」と思うことにも、郷に入れば郷に従え。適応力が必要です。

5)ボランタリズム
言われたことをやっているだけでは仕事がまわらないのがNGO。大企業にあるような型がないことも多い中で、自分の仕事は自分で作るくらいの気概が求められます。

6)途上国への関心・理解度
もちろん、そもそも途上国に対する関心や理解がなければ仕事になりません。ただ、この点についてはみなさん持ち合わせていることが多いという意味では差別化のポイントにはなりづらいかもしれません。

7)視野の広さ
活動自体が長いスパンで行われたり、さまざまな立場の人を巻き込んで動くことが多いため、狭い視野で考えていると問題が起きがちです。一歩引いて大局を眺めることができる力が必要です。



国際協力NGO、あこがれを実現させたい!と願うなら、現実と向き合い、乗り越える必要があるのかもしれませんね。

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