≪前編≫
▼退職交渉とは?
▼退職意思をどうやって表明する?
▼よくある引き留めパターン その1
≪後編≫
▼よくある引き留めパターン その2
▼本格的に退職交渉が難航したら
▼大切なのはあなたの想い
よくある引き留めパターン その2
●「プロジェクトのリリース前に辞めるなんてありえない!」
●「引き継ぐ人が育つまで責任をもて」
などと高圧的な態度でなかば脅しにかかる上司もいないわけではないようです。自分自身にとっても、やりかけの仕事や引き継ぐ人材がいないことを知っているだけに罪悪感を感じることもあるかもしれません。
一方で、会社はひとのひとりやふたりが抜けたからと言って経済活動を辞めてしまわざるを得ないような組織ではありません(むしろほんとうにそうならばそちらのほうが問題です!)。
そういう意味では、程度の差こそあれ、自分が思っているほど自分の仕事は自分だけにしかできないものでもないのだ、と思っておくことが大切でしょう。
本格的に退職交渉が難航したら
いろいろと工夫をしながらも、上司次第で本格的に退職交渉が難航することもあります。そんなときの考え方をいざというときのために知っておきましょう!
●労働基準監督署に相談してみましょう
まずは最初のステップとして、身近な労働基準監督署に連絡をしてみましょう。全国の労働基準監督署の所在案内はこちらです。
●上司に労働基準監督署に相談にいったことを伝えましょう
たいていの場合には、「労働基準監督署」と聞くだけで今までの態度が軟化することは間違いありません。
●内容証明で退職届を人事部に送る
それでもどうしても認めてもらえない場合の手段として、内容証明で退職届を送るという方法があります。そうすると自動的に退職となります。
前後編の最後になりますが、最終的に退職交渉において大切なことはなにか?ということを考えてみたいと思います。