≪前編≫
▼退職交渉とは?
▼退職意思をどうやって表明する?
▼よくある引き留めパターン その1
≪後編≫
▼よくある引き留めパターン その2
▼本格的に退職交渉が難航したら
▼大切なのはあなたの想い
退職交渉とは?
「交渉」する必要がなければよいのですが、多くの場合上司に引き留められたり、下手をすると転職活動を妨害されたり・・・と大変なことも多いようです。
せっかく海外に就職が決まったのであれば、スムーズな円満退職で気持ちよく海外に飛び出したいものです。今回は前編、後編に分けて退職交渉についてお伝えしたいと思います。
退職意思をどうやって表明する?
まず、退職意思というのはいつ表明すればよいのでしょうか?法律上は、退職願を出してから実際に退社するまでの期間は「雇用期間に定めの無い場合は、退職申し入れから2週間」ということになっています。しかしながら、通常の会社であれば「退職意思表明から1ヶ月後」あたりの記載が就業規則に定められているのが普通です。
また、意思をどうやって表明するか?という点は円満退社に結びつくかどうかの大きなポイントです。
1)必ず上司が先
同僚などに先に漏らしてしまいそうなところがありますが、必ず上司に一番に相談することです。同僚から風の噂で上司に伝わってしまうとあとあとまで尾を引くことになりかねません。
2)辞める意思が固いこと
あくまでもやめる意思が強いことはきっぱりと伝えましょう。ここで、「まだ迷っているな」という雰囲気が伝わってしまうと、引き留め作戦に出られる可能性があります。
3)できることは責任をもってすること
辞めるつもりはあっても、あくまでも自分にできる引き継ぎ事項などはできるかぎりのことをする、という旨を誠意をもって伝えましょう。人としての信頼を失わないことが大切です。
さて、それでは次のページからよくある引き留め工作のパターンについてお伝えいたします。