▼「キャリア計画」の立て方
▼キャリアプランモデルケース
▼どうしても「計画」があわない人は
「キャリア計画」の立て方
キャリアに関する「計画」ですが、人によってかなり精度にばらつきがあります。ここでは、順を追って何を考えていく必要があるのか?という点をクリアにしたいと思います。
●マイルストーンを決める
大きな「キャリア目標」が決まったら、次にはマイルストーンとなる小目標を決めましょう。目安としては、6か月単位くらいで設定することができると日々の生活に目標を反映させやすくなるでしょう。そして、ひとつひとつのマイルストーンを達成する意味や意義を自分の中で明確にしておくことが大切です。
●アクションプランを練る
直近の6か月マイルストーンを実現するために必要なアクションリストを作成します。ひと目みて、「なにをすべきかわかる」精度で作成していきましょう。ポイントは、「できないことは書かない」ことです。「できること」の積み重ねでマイルストーンにたどり着けるように計画しましょう。
●アクションプランの優先順位づけ
具体的なアクションがでてきたら、まずは優先順位を明確にしましょう。より大切なものとそうでないものを色分けすることで、無駄な動きを減らすことができます。
●アクションプランのスケジューリング
最後に、何をいつやるのか?というスケジュールレベルに落とし込みましょう。この段階で時間的な制約があるようなら、優先順位を見直して「できるプラン」になるまで吟味してください。やる前から「できないかも」と思ってしまうようなプランは失敗しやすいものです。
キャリアプランモデルケース
それでは、上記のような手順に従って、簡単なキャリアプランのモデルケースをみてみましょう。●キャリア目標
3年後にオーストラリアで日本語教師として働いている
●マイルストーン
6ヶ月後:オーストラリアの日本語教師職に関する情報収集
1年後 :オーストラリアに下見に行く
1.5年後:日本国内で日本語を教え始める
2年後 :日本語教師の資格を取得
2.5年後:オーストラリアでの就職先を確定
3年後 :オーストラリアで日本語教師として働く
●アクションプラン(カッコ内は優先順位)
09月下旬 海外で日本語教師をやっている人を紹介してもらう(高)
10月前半 日本語教師資格に関する学習プランの作成(高)
10月後半から学習スタート
10月後半 オーストラリア以外の国をチェックする(低)
11月前半 オーストラリア在住の友人にヒアリング(中)
11月後半 日本語教師以外の可能性を広げてみる(中)
上記はおおまかなレベルですが、さらにアクションプランを細かくしていくことによって、「すぐにできる」計画に結びつけることができるでしょう。
次のページでは、そもそもどうしても「計画」が苦手だという方向けの新しいキャリアプランについて紹介したいと思います。