▼国際会計検定(BATIC)とは?
▼こんな人がこんな場所で活かせます
▼BATIC試験の方式
▼BATICの効果的な勉強方法は?
国際会計検定(BATIC)とは?
そもそもこの資格が生まれた背景には、国によって会計基準が異なるという事実があります。たとえば、国内で作成した決算報告書などの財務諸表をそのまま翻訳しても、他の国の人には理解できないケースが多いのです。その差異を正確に理解し、両者の間に存在する会計ルールの違いを組み替える「リキャスティング」という作業が必要になり、このリキャスティング能力を持った人材の育成を目指してBATICが生まれました。
実際に、外資系企業との競合や提携、海外からの資本調達など、現代の企業社会では避けては通れない部分でもあります。
BATICの試験は、一年に2回行われ、年間に3000人程度の人が受験をしています。
こんな人がこんな場所で活かせます
そんなグローバルなBATIC試験ですが、資格を取得するとどんな場所で活かせるのでしょうか?まず、BATIC試験を取得するということは、会計の国内基準と国際基準の両方に精通し、企業や株主、投資家に対して、これらの違いと導入による影響を適切に説明できるようになるということです。
つまり、例えば海外との取引をすでに行っている企業や、これから積極的に取引を拡大したいと検討している企業につとめる人が対象になるでしょう。
また、試験の内容そのものが、相当の英語力と簿記会計の知識を必要とするため、資格取得が国内外での転職活動を有利にすることも確かです。そういう意味では、ゼロから受験というよりは、すでに経理や財務の部署で働いている人がさらなるスキルアップの手段として取得することが多いようです。
次のページでは、具体的な試験の方式や内容についてご説明したいと思います。お見逃しなく!