≪前編≫
▼海外への引越し黄金ルール
▼海外引越し7つのステップ
▼船便?航空便?荷物の種類
≪後編≫
▼電化製品が曲者だ!
▼トランクルームの有効活用法
▼引越しトラブルに巻き込まれないために
海外への引越し黄金ルール
まずは、海外引越し完全マニュアルの黄金ルールから!
迷ったら持っていくな!
ということがもっとも大切なポイントです。
海外だから、向こうへ行ってから必需品が見つけられなくて困ったらどうしよう、手に入らなかったらどうしよう、と思ってしまいがちですが、アフリカや南米の田舎ならともかくいわゆる先進国への引越しであれば99%が杞憂に終わると言っても過言ではありません。
だいたい現地の人が、ふつうに暮らしていけているのですから、人間が生きていくうえで必要なものはすべてそろっているはず。考えはじめると、あれもなかったらどうしよう?これもあるかな?となってしまいますが、海外まで送ることを考えたら現地で新しく調達したほうが安かった!なんてことのほうが多いはず。
また、一週間もたてば友人や家族から欲しいものを送ってもらうこともできるので、「これは、あとから送ってもらうことができるだろうか?」と考えながら削っていくことも大切です。
とにかく、明らかに絶対に日本でないと手に入らない自分にとっての必需品以外は現地で手に入れればいいや、と割り切ることが引越しをスムーズに成功させる最大のポイントです!
海外引越し7つのステップ
海外に引越しをする際のプロセスをまとめてみました。1)荷物の分類
まずは、自分が持っているものを「向こうで使うか?」「使わないか?」の2種類に分類することが第一歩。現地で調達できそうなものも「使わない」ほうへ分類しておきましょう。
2)荷物の仕分け
「向こうで使う」ものをさらに仕分けします。すぐに使うだろうというものは携帯荷物。現地について、落ち着いてから手に入れればよいものは別送荷物。別送の中でも、季節の違う衣類などついて3ヶ月はいらないものがあればそれも分けておくと便利です。
3)運送費の見積もり
引越しは競合の多い業界でもありますので、複数の業者に見積もりを出して自分にとってもっとも安心でき、なおかつ安いところを探すことが大切です。
4)荷造り
落ち着いたらすぐに必要なものは航空便、3ヶ月以上先でも大丈夫なものは船便がおトクです。梱包の材料などは引越し業者がたいてい準備してくれます。
5)発送
引越し業者に頼む場合は業者から、郵便局から送る場合は自力で発送をする必要があります。この際、送り状は絶対に手元に控えておきましょう。とりわけ船便は着くのが遅くなったり、途中で行方不明になったりすることがありました。
6)書類のチェック
海外に郵送するにあたって、書類が発生する場合があります。貨物のビザが要求されるなんて場合もありますので、よく確認しておきましょう。
7)残す物の整理
実家の場合はよいですが、一人暮らしなどで日本の家を引き払う必要がある場合、持って行かない荷物はどこかに預ける必要があります。家族や親戚の家に置かせてもらえるようならラッキーですが、そうでない場合にはトランクルームなどを利用しましょう。
さて、おおまかな手順がみえてきたところで、次のページでは船便と航空便のそれぞれのメリット・デメリットについて検証していきたいと思います。