外資で働く・転職する/外資への転職ノウハウ

転職コンサルタントが語る「転職の現実」Vol.1 採用される人(2ページ目)

企業の採用に精通し、多くの転職成功者を見ている転職コンサルタント。外資系・語学系に強い人材紹介会社に最近の求人状況と、企業が求めている人物像をききました。転職のエキスパートが語る転職現場。

執筆者:柏木 梨花

ウォールストリートアソシエイツ
日本の景気はいまいちすぐれないと聞きますが、私にとってはまだまだチャンスの多い国だと思います。希望に向かってチャレンジをすれば、励ましてくれる人も協力してくれる人も多く、幸せをつかめる環境だと思います。成功した自分を想像して、夢を捨てずにチャレンジして欲しいですね。

<回答>
ウォールストリートアソシエイツ
取締役&COO ジェレミー・サンダーソンさん 

経理・財務職が増えています

監査基準が厳しくなったことを反映して、監査対応のできる経理・財務職のニーズが増えています。また、投資銀行など金融業界ではあらゆる職種で求人が増えています。ITも堅調です。アウトソースしていたものを自社でといった逆戻りの傾向もあり、社員としての採用が増えています。人事も若干ですが増えていますね。
弊社では、こういった企業のニーズに対応できるよう、経理財務に力を入れていく予定です。


求められるのは自己改善のできる人

自己改善のできる人です。外資色の強い会社の場合、クリエイティビティが高く、ひとつひとつを教えてもらわなくても自らできる人、仕事をぽんと任されて実績を出すことのできる人が求められます。外資系でも、日本進出から時間が経って日本的な社風の企業は、協調性を重視する傾向があります。トラブルを起こさず、上司や先輩のやり方をみて覚えていくことが期待されます。
また、何年同じ会社で働いたか、もチェックされるポイントです。
ひとつの会社で3年以下では短いですね。1年ですと、転職理由がよほどしっかりしていないといけません。
また欧米的な考え方では、10年以上同じ会社というのもマイナスポイントになります。新しい環境に染まれるか、という点で懸念されるのと、向上心がないのではないかと思われることもあります。ひとつの会社でも例えば3年ペースで昇進や別ポジションについている場合は別ですが、10年以上同じような環境で働いていると、現状で満足する向上心のない人と判断されることもあります。

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