転職のノウハウ/転職のノウハウ関連情報

移り気な転職活動で職がなくなる?(2ページ目)

転職自体は、良い悪いというものでもなありませんが、転職して損をしてしまっている人がいるのも事実。今回は、安易な転職をして、ちょっともったいないなという方についてのお話です。

執筆者:高野 秀敏


転職理由が「ヘッドハンティング」のみのケース

見栄を張ったつもりが、面接官には「弱い人」と思われることも!
見栄を張ったつもりが、面接官には「弱い人」と思われることも!
「ヘッドハンティングされたので」という転職理由は、自分の価値を高く見せようとしているのか、それともその人の意思が弱いのかわかりませんが、自分の意思で人生やキャリアを決めていない、弱い人だと思われてしまいがちです。
誘われたから転職したというのなら、また誘われたら、ついつい転職しちゃって、次の会社にいっちゃう人なのかな? そんな疑念が生まれます。誘われたのはあくまできっかけで、その後決断するには自分の考えや意思があったと思います。それをもう一度思い出すことが重要です。

<おまけ>30歳までに、3社ぐらいまでが面接が入りやすい社数

ところで「私の年齢で、転職回数3回は多いですか?」など、転職についての質問をよく受けます。年齢でいえば、27歳ぐらいまでなら、2社経験。30歳ぐらいまでなら3社経験あたりまでが、面接で内定が出やすいというのが事実です。それ以上だと、内定が出ないわけではないのですが、書類選考で落ちてしまう場合もあります。
人材ニーズの高い仕事をしている方は、転職回数があっても気にされませんが、必ずしもそのような方も多くありません。「ときには忍耐も必要だ」と、面接官になるような年齢がミドル、シニアな方はそう思っている方が多いのです。

転職される方は多くなりました。だからこそ、よく考えて、自分にあった転職をしてほしいと思います。自分がなりたい自分とは何か?そのためには何が足りないのか?忍耐だけがすべてではありませんが、ときには我慢も必要です。キャリアコンサルタントの仕事をしているだけに、強くそう思うところがあります。


【参考記事】
平成18年転職者実態調査結果の概況(厚生労働省)


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