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転職する?会社に残る? さぁ…どうする!?(2ページ目)

この時期、新入社員や転職者を見て、自分自身の転職を考え始めた人も多いのではないでしょうか。今回は「転職をすべきか否か?」についてお話します。

執筆者:高野 秀敏


あなたの転職、優先(劣勢)順位は?

優先順位のつけ方としては、たとえば、「今は、古い組織で権限委譲がままならない。だから、柔軟な若い会社にいこう」とか、「将来は起業したいが、今の会社ではブランド力が強すぎて力にならない。だから、ブランドのない会社で自分を試したい」とか、「今は給料は高いが、ハードワークすぎる。ワークライフバランスをもっとも重視したい」、もしくは「働く仲間が重要。合併して、だめな上司が増えた。優秀な人が多い環境で働きたい」などなど、自分の夢や嗜好や将来像によって、様々あるかと思います。

いずれにしても、こうした軸があると良いでしょう。「何もかも欲しい」では、なかなか何でもとれないものです。わからなければ、キャリアコンサルタントやヘッドハンターに、自分の強みは何か?と質問をしてみたり、逆に、思い切って、足りないところ、課題も指摘してもらうのも良いでしょう。また、耳の痛い話をしてくれる友人というものが案外いません。客観的な第三者のプロからの指摘を受けることはあたなにとってメリットがあることと思います。

軸がなかなか決められない場合ですが、

A:3年後、5年後の自分がなりたい姿
B:3年後、5年後の自分がなってしまいそうな姿

 A-B= と、
AからBを引き算してみることも必要でしょう。

たとえば、年収はもうあまりあがらないのでしたら、それでいいのか?だめならば転職なのか、副業なのか、実家にかえるのか、いろいろな選択肢があります。それは、今がいいのか、3年後、5年後立ったときの自分は市場価値
が高いのか?

時期についても考えたいところです。今は、転職を考えない、転職は力がついてから。このようにいう方もいます。その場合は、どんな力を身につけたいのか。そしてその力を身につけると、本当に市場価値が上がるのか知っておいたほうが良いでしょう。

よくあるのが、MBAであるとかUSCPAを取得するというもの。本当にこれらの資格があなたの市場価値をあげてくれるのか?否定しているわけではなく、人よって異なるので、キャリアのプロであるとか、人事や経営者に本当に必要な力なのか、質問をしてみると良いでしょう。余談になりますが、学習意欲のある人はたくさんいるのですが、向かっていく方法が違っている方がいます。本当にもったいないです。残念です。

話しを戻しますと、何よりも大切なのは、自分の軸、優先順位を明確化することです。そして、今の職場が正しいのか、正しければ必ずしも転職をしなくて良いと思いますし、一方で、著しいギャップを感じている場合は、より最適な道がないのか、探し出すことです。

いまの職場が最適な場合もあります。一方で、いますぐに転職したほうが良い場合もあります。我慢をただひたすらするというのは、私は反対です。やるならすっきりして。やらないなら早期に決断をして、前向きに仕事をがんばってもらいたいと思います。

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