企業規模別求人ツールBEST5 |
同じ調査に、従業員数から見た企業規模別のデータも掲載されています。ここでは、上位5位までを紹介しましょう。
●従業員5000人以上
1 自社独自のウェブサイト 73.8
2 就職情報誌、就職情報サイト 68.6
3 新聞の求人広告・チラシ 42.9
4 企業等主催の説明会・セミナー 39.5
5 民営職業紹介事業所 38.1
さすがに、ほとんどの企業が自社サイトを開いているということでしょうか。会社主催の説明会、人材紹介会社などの利用率もかなり高くなっています。
●従業員1000~4999人
1 就職情報誌、就職情報サイト 60.8
2 自社独自のウェブサイト 56.0
3 公共職業安定所 45.2
4 新聞の求人広告・チラシ 38.4
5 民営職業紹介事業所 30.2
従業員5000人以上の企業と比べると、説明会に代わってハローワークがランクイン。人材紹介会社の利用率も若干下がっています。
●従業員300~999人
1 公共職業安定所 61.6
2 就職情報誌、就職情報サイト 48.2
3 自社独自のウェブサイト 41.9
4 新聞の求人広告・チラシ 37.6
5 民営職業紹介事業所 26.0
この規模以下の企業では、ハローワークの利用がトップです。人材紹介会社も利用されていますが、4社に1社の割合まで下がってしまいました。
●従業員100~299人
1 公共職業安定所 66.7
2 新聞の求人広告・チラシ 43.1
3 就職情報誌、就職情報サイト 40.2
4 自社独自のウェブサイト 24.3
5 縁故 14.9
自社のウェブサイトでなら、無料で情報告知ができるわけですから、利用率がこの程度ということは、4社に3社は自社サイトを持っていないと考えてよさそうです。この規模から、縁故がランクインしました。
●従業員30~99人
1 公共職業安定所 65.7
2 新聞の求人広告・チラシ 29.4
3 就職情報誌、就職情報サイト 23.0
4 縁故 13.5
5 自社独自のウェブサイト 8.4
自社サイトの利用は1割以下に落ちてしまいました。この規模の企業になると、会社情報をウェブで手に入れることはほとんどの場合不可能ということになりそうです。全体的に数値が低いのは、予算の関係などもあって、複数の手段を取りづらいのかなと考えられます。