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産業別 入社後10年の昇給率比較(2ページ目)

初任給と、30~34歳の人の給与を産業別に拾い出してみました。初任給の高さだけ判断すると、その後の昇給の遅さに泣きを見ることもありますよ。

執筆者:西村 吉郎

昇給率では文系?
ところが、昇給率のBest5を見ると、状況はかなり変わります。

昇給率Best5(男子)
第1位 金融・保険業
第2位 医療、福祉
第3位 電気・ガス・熱供給・水道業
第4位 不動産業
第5位 教育、学習支援業

(女子)
第1位 電気・ガス・熱供給・水道業
第2位 金融・保険業
第3位 医療、福祉
第4位 情報通信業
第5位 不動産業

製造業、鉱業、その他サービス業などが消えて、金融・保険業、医療、福祉が上位に食い込んできました。

「金融・保険業」については、賃金の高さがやっかみ半分でいわれる割に初任給が低いのは不思議だったのですが、賃金問題の専門家によると、この業界では、入社半年後に昇給があり、その後の昇給幅も大きいため、入社して3年目あたりでトップに踊りでるのだそうです。

「医療、福祉」には、高給取りの代表ともいえる医師を含んでいますが、いわゆるインターン時代は給料がめっちゃ低く、よそでアルバイトでもしないと食えないといった話も聞かれます。初任給と入社10年目の給与のギャップは、このあたりに理由があるものと考えられます。

初任給は低くても昇給幅が大きければいいのですが、中には、初任給はそこそこ高いのに、なかなか昇給しない産業もあります。今回のデータでいえば、男子では「飲食店、宿泊業」「サービス業(他に分類されないもの)」「運輸業」、女子では「建設業」「製造業」「サービス業(他に分類されないもの)」など。

仕事のやりがいは賃金の高さだけで判断すべきものではありませんが、いくら頑張っても給料が増えないとなると、少しは考えさせられる人もいるのではないでしょうか。

全産業のデータを男女別に表にしました。次ページをごらんください。均等法の施行以来、男女差は縮まったといわれます。初任給で見る限りは、男女間格差は目立ちませんが、昇給幅でみると、まだまだ男女差が大きい業界もあるようです。このデータから、産業別の男女間賃金格差をチェックすることも可能です。
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