転職のノウハウ/転職のノウハウ関連情報

転職者が教えてくれた 本当に必要な情報はコレだ

転職先選びにあたっては、データを眺めるだけでは得られない重要なポイントがあります。転職前後の調査から、本当に必要な情報な何なのかを分析しました。

執筆者:西村 吉郎


転職先を選ぶとき、何を条件とするかは人それぞれでしょうが、転職前に十分検討したつもりでも、実際に入社したあとになって事前の情報不足を後悔する人は少なくありません。「転職先選択のときに重視した条件」と、「転職後に不満を感じている点」の2つの調査から、転職に本当に必要な情報とは何かを探っていきましょう。


■転職先選択のとき重視した条件

会社選びにあたって、まず思い浮かべる条件は、業種、職種、規模、給与などの待遇、勤務時間、休日、勤務地といったところでしょう。

下に挙げたデータは、リクルートワークス研究所が昨年8月から10月にかけて実施した『ワーキングパーソン調査2002(首都圏)』から抜粋したものです。男女別に、得点の高かった項目順に上位12項目を並べてみました。


DATA1 転職先選択のとき重視する会社の条件とは?
                   (複数回答:%)
 ●男性正社員・正職員
1自分がやりたい仕事ができる54.0
2給与・福利厚生など待遇がよい50.4
3雇用が安定している(失業の心配がない48.7
4自分の経験・専門性が生かせる37.9
5通勤に便利な勤務地である36.8
6仕事の成果や業績が正当に評価される36.6
7順調に業績を伸ばしている28.0
8職場に活気がある25.6
9経営者が魅力的である23.3
10責任のある仕事を任せてもらえる22.7
11企業戦略やビジョンが優れている22.2
12売上げや利益が高い19.8


 ●女性正社員・正職員
1通勤に便利な勤務地である61.6
2給与・福利厚生など待遇がよい60.0
3自分がやりたい仕事ができる55.8
4雇用が安定している(失業の心配がない)52.0
5職場に活気がある36.7
6自分の経験・専門性が生かせる35.0
7仕事の成果や業績が正当に評価される31.6
8職場が美しく快適である24.5
9順調に業績を伸ばしている23.2
10経営者が魅力的である20.5
11売上げや利益が高い20.5
12責任のある仕事を任せてもらえる18.8


この調査結果をみると、多くの人が仕事内容や待遇を気にしていることがわかります。また、男女比では、女性は男性に比べて通勤の利便性や職場の美観、快適さを求める割合が高いといえるでしょう。
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