転職のノウハウ/転職活動を始める前に

社との「倦怠期」にすべき決断(2ページ目)

ふと転職をしたいと思った時。それは、恋人との仲が倦怠を迎えた時に似ているかもしれません。別れて別の人を探す(転職する)という選択肢もあれば、立て直すといった選択肢もあります。

執筆者:高野 秀敏


今の相手(会社)を変える(転職する)

今の会社で仕事を続けることばかりが正しいことではありません。転職をすることで、モチベーションをあげる方法もあるでしょう。仕事が変わって、見違えるほど元気になった人を沢山知っています。

選択をすることは必ずしも逃げではなく、積極的な選択をして、人生を変える手段もあります。転職が全てではないですが、転職でハッピーになった人は沢山います。

●自己分析
まずは、自分の幼少の頃から今までをグラフ化して、モチベーションが高いときと低いときに何があったのか書き出してみる。高いときに、使っている力やスキルは何があったのか、低いときはどうか、考えてみると、自分の強みや弱みなどが浮き上がってきます。評価されたときは何があったのか、自分の強みが起点になります。まずはそこから考えてみましょう。

●レジュメ作成
自己分析ともつながりがありますが、履歴書や職務経歴書の作成をすると、自分が何ができるのかがはっきりとわかるようになります。レジュメ作成をしたことがある方は、アップデートをしましょう。作成をしたことがない人は、最初からうまくかく必要はありません。まずはやってきたことを時系列で並べるところからはじめましょう。おっくうがってついつい逃げてしまうものですが、自分の仕事のなかに、あなたの天職へのヒントが隠されています。

●業界、会社研究
自分の強みにあった会社はどこか?特性を活かせる会社はどこか?業界会社研究に正解はないですが、ひとつ重要な要素として、「成長している業界や会社を選択する」というものがあります。今一流とされている企業、就職人気企業があると思いますが、そのなかでもっとも面白い仕事をしている人たちは、果たしてその会社が、いまほど有名な頃にはいった方でしょうか。そうではないですよね。これから成長する業界会社という視点をもって会社をみることです。その会社の良い流れにのって自分のキャリアを伸ばしていくということです。

最後に倦怠期脱出のポイントとして、あなたのメンター的な方への相談というものがあると思います。自分のことを本当にわかってくれている人は今の上司とは限りません。私のようなキャリアコンサルタントを職業にしている
人で相性のあう方を普段からみつけておく。かかりつけのお医者さんのような存在がキャリアにおいても重要になってきています。今のあなたについて
よくわかっている第三者、これはあなたにとって最大の財産とも言えると
思います。
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