転職のノウハウ/転職活動の面接対策

志望動機がない場合の面接対策法(2ページ目)

志望動機が心の底から湧き上がってくるわけではないが、面接を受けることになった場合。面接ではどのような話をすれば良いかについてまとめました。

執筆者:高野 秀敏


志望動機にウソはつきもの!?

志望動機にウソは、あり?なし?
志望動機にウソは、あり? なし?
よく聞かれる質問があります。「志望動機は嘘をついてもいいのですか?」というもの。望ましくないですが、必ずしも本当の本音である必要はないと思います。それは、面接というのは、場に応じた論理的な発言ができるかどうかも見られているからです。

実際の面接では、自分の意見について「なんでそう思ったのか?」と繰り返し、切り替えさせれることがあります。自分の意見を考えたら、その反対意見や自分自身に「なんでそう思ったのか?」とつっこみをいれてみてください。

例えば、「業界の成長性が高く、年間15%も成長しているという点が魅力です」といった場合に、「成長している会社になんで行きたいのですか?」と面接で聞かれるわけです。ここで「成長している会社のほうがいろいろなことにチャレンジできるから」など回答すると、少々浅い考えかなと思います。というのは、成長している会社でもしていない会社でもチャレンジすればいいじゃないかと面接官は思うわけです。

例えば以下のようなコメントはいかがでしょうか。
「自分はプロフェッショナル思考で、より厳しい環境を求めています。御社は業界のなかでも成長しており、その背景には、人のレベルの高さやマネジメントの厳しさにあるのではないかと推測しています。そのように考えた場合、より厳しい環境を望んでいる自分としては適していると感じます」

成長しているからなんとなくいい会社なんだろうというニュアンスが消えています。企業は、自分に対して厳しい人間を採用したいものです。仕事の甘さを指摘して、成長させてあげるなんて余裕はないわけですので。

志望動機が、本音と建前で多少は違っていても問題はないかと思います。全ての行動は、後付といいますか、まずは受けたい会社かどうかの本音があって、そこから何を伝えるべきかを考え、自分の本音と照らし合わせる。そして表現を考えれば良いと思います。

皆さんの転職活動がうまくいくことを祈っております!

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