市場価値を高める9つの習慣
キャリアを育てる上で、一番の売り時は30歳から35歳あたり。それまでに自分の市場価値を高めましょう。
いまさらですが、自分のキャリアは自分で育て、守るべき時代です。自ら目標を立て、その目標に向かってキャリアアップしていくための自己管理が求められます。そして、一番の売りどきは30歳から35歳あたり。このころまでにどんな能力開発を行ってきたかによって、人生の後半である40歳以降をハッピーに過ごせるかどうかが決まってきます。

とすれば、30代半ばまでに、自分の市場価値を高めるためにどう行動すればいいのでしょうか。まだ20代の人はこれからの能力開発に、すでに30歳を超えている人は、これまでの自分の行動を振り返り、さらにはこれからできることを実践するための参考にご活用ください。

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・定期的に自分の市場価値をチェックしよう
キャリアプランを設定する

市場価値を高める9つの習慣
(1)仕事に取り組む態度を反省する
(2)自分のアイデンティティを確立する
(3)いい意味でのライバルを作る
(4)自分で考え行動する力を養う
(5)社内外のネットワークを広げる
(6)成功体験で自信をつける
(7)コミュニケーション力を身につける
(8)統率力、マネジメント力を磨く
(9)体力も市場価値の一部

定期的に自分の市場価値をチェックしよう

自分がよその会社で働くことになったとして、給与やポストなど待遇面でどれくらいの評価が得られるのか、あるいは、自分を欲しいといってくれる企業がどれくらいあるのか。気になるところではありますよね。

自分の市場価値。これは、いま現在転職を考えているかどうかに関わらず、定期的にチェックしておかなければなりません。どんなに安泰に思える企業でも、風向き一つであっという間に消滅の憂き目に合ったり、経営の合理化などを理由に、自分の仕事がなくなってしまうこともあるからです。会社の業績には問題がなくても、自分自身の能力やスキルが会社の求めるレベルを下回るようだと、いずれ肩を叩かれることにもなりかねません。

中には、会社でジョブ・ローテーション、資格取得支援制度、自己申告制度などの教育訓練プログラムを受けているから大丈夫だと考えている人もいることでしょう。しかし、そのプログラムは、あくまで今の会社にとっての有用な人材を育成するためのもので、他の会社にも通用するとは限らないのです。

また、最近は多種多様な能力開発、人材育成プログラムを用意して、そのうちのいくつかを本人の責任のもとに選択させた上で実施する会社が多くなっています。自分では、積極的に会社の制度を活用して能力開発を図っているつもりでも、方向自体が時代の流れからずれていたり、それほど評価されない分野だったりで、努力が空回りしてしまうケースも考えられます。

折々に自分の市場価値をチェックするということは、つまりは、自分の能力やスキルの方向性が間違っていないかどうか、年齢や経験年数などから見て相応のレベルに到達できているかどうかを確認するということです。今の会社に自分が育てられているのかどうかをチェックするという意味合いもあります。

その上で、結果として市場価値が期待値よりも低く判定されたときは、今の自分には何が不足しているのかを認識し、その不足している部分を補うべく努力するという次のステップにとりかかるための手だてともなるわけです。

なお、自分の市場価値を知るには、ネット上で公開されている有償、無償の自己診断プログラムや市場価値判断プログラムを受診するほか、人材紹介会社に登録して、キャリアコンサルタントのコンサルティングを受ける方法があります。