転職のノウハウ/転職活動の面接対策

マイナスをプラスにする面接法(3ページ目)

最近は入社3年で転職する方がとても多くいます。せっかく入社したはずが、なぜそんなことになってしまうのでしょう?じつは、面接にポイントがあるようです。

執筆者:高野 秀敏


転職理由を前向きにする方法

前向きな転職理由
転職理由を前向きにする方法って?
職場に不満があって、転職を考える際は、なぜ転職を考えたのかと聞かれても、なかなか話していくうちに、暗くなってしまい、いまいちきちんと伝えられないもの。

言葉は、「言霊」ともいい、使う言葉によって、印象もかわってくるものです。マイナスになりがちな転職理由をどうプラスに伝えるのか、重要なポイントを具体的にお伝えします。現状の不満や不安を、転職を通じてどのように解決していきたいのかを伝えましょう。


■具体例

 A:下請けなので、顧客にふりまわされる
 ↓
 B:顧客と直接やり取りできる仕事がしたい

 A:評価がいい加減
 ↓
 B:仕事の成果を的確に評価されたい

 A:残業が多くて、学ぶ環境がない
 ↓
 B:もう少し落ち着いた環境で働き、専門性を磨きたい


Aの言葉だけ聞いていると、不満ばかりが強調されてしまい、ネガティブだと思われてしまいがち。これをBのように、ポジティブに感じられる表現にするだけで、大分違います。


よくある面接の失敗例

最後に、面接で失敗する人にありがちな、典型的な失敗パターンを是非知っておいてもらいたいので、あげておきます。

■話が長い
具体的には、1分以上、演説のようになるのはNG。自分の話に自信があり、本当に面白く話せる人であれば、長くても聞いていられるのだけれど、実際にこんな人はほとんどおらず、なかなかこれが難しい。そうであれば、シンプルに話をしたほうがよいでしょう。

■要望ばかりが多い
具体的には、休日、年収、福利厚生などの質問を沢山する人。会社依存型人材だと思われてしまいます。

■会社を調べてこない
HPに書いてあるような、基礎的な売上、従業員数、事業領域などを、面接に来ているのに、知らないというのは論外。本当に興味があるのかどうか、疑われてしまいます。

■競合を調べていない
きちんと競合企業の情報まで調べておかないと、志望動機がいい加減だと思われてしまう、という危険性があります。例えば、御社の○○が良いと思って……と言ってしまったけれど、実はその○○の部分が、競合のほうが優れている、なんて事も意外と多いのです。

誰にでも自信がないところはあります。面接に臨むさいも、事前にきちんと準備をしていくことで、自信につながり、余裕ができます。苦手なこと、自信がないことを解決した上で、面接に望みましょう!最高のあなたを企業は期待しています。

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