転職のノウハウ/転職での仕事・会社の選び方

本当に伸びる会社を見極める、3つの着眼点

「これからの伸びる会社教えてください!」キャリア相談にのっていて、よく受ける質問ですが、実際は、なかなかそこを見分けるのは難しいものです。「本当に」伸びる会社を見分けるコツを紹介します。

執筆者:高野 秀敏

本当に伸びる会社を見極めるポイントは3つ。これに留意し、見極める目を養いたい。
本当に伸びる会社を見極めるポイントは3つ。これに留意し、見極める目を養いたい。
「これからの伸びる会社教えてください!」キャリア相談にのっていて、よく受ける質問です。働くからには、これから伸びる会社に入りたい。今は有名な大企業ではなく、これから有名になる会社を一緒に創っていきたい。そういった意思、意欲の高い方が最近増えてきたような気がします。ビルの外からそんな様子が見て取れれば話しは早いのですが、実際は、なかなかそこを見分けるのは難しいものです。「本当に」伸びる会社を見分けるコツを紹介します。


伸びる会社を見極める3つの着眼点

伸びる会社を見極めるための着眼点は、ズバリ下記の3点。これさえ抑えておけば、これから、グンと伸びる会社を見極めることができるのです。

【着眼点は、ズバリここ!】
■着眼点1:経営陣が多様性に富んでおり、バランスが取れている
■着眼点2:成長しているマーケットを狙っている
■着眼点3:独自の強みがある

詳しく見ていきましょう。

■着眼点1:経営陣が多様性に富んでおり、バランスが取れている
たとえば、社長ひとりだけが完全なオーナーシップで、あとは、ピンの平社員だけといった会社がありますが、これがその典型。そういったタイプの会社は、はじめは伸びても、いずれは苦しくなります。経営陣が、たとえば、抜群の営業マンタイプ、天才的な技術者タイプ、管理者タイプなどに分かれていて、社長を扇の要として、意思統一が図れているといった形が理想です。

■着眼点2:成長しているマーケットを狙っている
当然といえば当然ですが、成長している業界を狙うのも重要なポイントです。成長している業界は、マーケットのパイが将来的に拡大していくので、必然、大きな差別化要因がなくても、会社を大きくできる可能性があります。いまでいえば、たとえば、モバイル広告の市場などは年率でも倍々ゲームのような勢いで伸びていてその一例といえるでしょう。

■着眼点3:独自の強みがある
その業界や競合に対して、どんな強みがあるのか、スピードということでもクオリティということでも良いですし、商品開発力ということでもかまいません。なにがしか、二番煎じではない、独自の強みやあるいは独自の強みともいえる文化があるとかそういったことでも良いでしょう。たとえば、業界未経験者である第二新卒をエンジニアに育て上げるノウハウを持っているベンチャーがありますが、エンジニア不足のなか、人の育成によってエンジニアを確保できる。これは強みといえます。


着眼点はわかったものの、一体どう調べたらいいの?
次のページで詳しく解説します。
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