職務経歴書の提出を求めてない会社に職務経歴書を送っていい?
履歴書だけでよしとする会社に対しても、できるだけ職務経歴書を添付することをおすすめします。職務経歴書は、求める職歴に合致しない人を面接する前に排除したり、採用手順の短縮するなど募集する側の便宜を図るために提出を義務づけられている面がありますが、応募する側にとっては、職務経歴書をかっこうの自己PRの手段として利用できるからです。ある会社の人事担当者は、「ほとんどの人が履歴書だけで応募した中にあって、職務経歴書を添付してきた人はそれだけ目立つ」と話しています。採用の場面では印象が大きな比重を占めることを考えれば、提出を求められていない会社でこそ、職務経歴書を添えることは自分を印象づけるための有効な手段だといえるでしょう。
前の質問で、職務経歴書は面接の時間短縮を図るために提出を求められることもあるといいましたが、別の見方をすれば、内容の濃い面接をするためとも言い換えることができます。提出を求められていなくても、前もって職務経歴書で経験についての詳細を示すことで、ほかの応募者よりも一歩突っ込んだ、内容のある面接を受けることが可能になるわけです。
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職務経歴書の用紙はどこで買えるの?
履歴書を販売している日本法令から職務経歴書専用の用紙が販売されています。文具店などの履歴書を販売している店でなら入手できるでしょう。しかし、職務経歴書の提出を求める場合、ほとんどの会社が「書式自由」との但し書きを付けています。用紙も、書き方も自由ですから、必ずしもこの市販の用紙を使う必要はありません。履歴書は必ず本人による手書きを求められますが、職務経歴書はワープロで作成してもかまいません。むしろ、手書きよりもワープロで作成したもののほうが読みやすいと歓迎されます。となると、市販の用紙や罫線が入っているレポート用紙を使用するよりも、プリンターやコピー機などで一般的に使われているOA用紙を使用するのがいちばんということになるでしょう。
用紙サイズはA4判が最適です。A4のスペースがあれば、ほとんどの人が、職務経歴を1枚にまとめることができるでしょう。B5判など小さいサイズの用紙を使ったために1枚にはまとめきれず、2枚以上に及ぶということになると、読みやすさという点ではマイナスになってしまいます。
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