ハローワークから探す
自分にあった求人を見つけるには、コツがある |
近年稀にみる大不況のなか、現在転職先を探している人が多くいます。「ハローワークに初めて行ってみた」などという声を、最近聞くようになりました。ハローワークには沢山の求人がありますし、失業手当を受けるためにも必要な機関です。
仕事探しの主流、求人媒体から探す
とにかく多くの求人から探したいという場合に適しています。しかし、どの企業に自分があっているかどうかは自己判断をしなければいけません。そこが人材紹介サービスとの違いです。■総合的に多くの業界・職種の求人が見たい人向け
・リクナビネクスト
総合的に最も求人情報数が多いサイト。大手企業の案件が豊富で、スカウトを受けられるサービスもあります。「プロ論」という人気コラムが面白い。
・マイナビ転職
業種、職種、地域などで検索して情報を取りやすいユーザビリティ。モバイルとも連動して、求人情報を得られやすくなっているのが特徴。Gomez転職情報サイトランキングにおいて、「マイナビ転職」は総合評価1位に選出されています。
・社会人の転職情報 - エンジャパン
求人量も豊富。大手だけでなくベンチャーや中小企業の案件も多い。レジュメ添削など個別フォローサービスもあります。
・DODA
媒体でもあるが、転職支援サービスとして実際にキャリアカウンセリングサービスを受けることができることを押し出している。媒体よりも実際の紹介業としての認知が高い。
上記の4サイトは総合型で、どのような業界や職種であっても比較的幅広く求人を掲載しています。求人サイトのデパートといえるでしょう。
■外資系に興味がある人向け
・daijob
外資系やMBAホルダー向けの求人を中心に扱っている。英語ができる人や外資系企業中心に転職活動する人向け。
■その他
・ジョブセンスLink
転職が決まった場合に、転職祝い金として最大10万円が利用者に支払われる。
求人検索エンジンから探す
友人、知人、取引先などから思いがけぬ求人が見つかることも! |
インターネット上に掲載されている、ほぼ全ての求人を探すことができるサイト。具体的には、会社の採用ページや各社求人媒体などの情報を検索できます。求人のグーグルのようなイメージといえばよいでしょうか。
求人媒体以上に情報検索できるところが特徴ですが、検索スキルが低いとあまりにも沢山の求人情報が出てくるため、うまく探せないという場合も。求人媒体に比べるとコラムなどの付随的な情報は少なめです。
友人、知人、元同僚、取引先から探す
自分の人脈を振り返り、身近な知人に聞いてみましょう。そうすると、学生時代、現職や前職の同僚、社会に出てから知り合った友人など、いろいろな人脈が見つかります。その人達に久しぶりに連絡をしてみて情報交換をしてみると、実はホームページには出してないが求人を知っているということもあります。友人が人事である必要は必ずしもありません。友人に採用の権限を持っている人を、紹介してもらえばいいのです。突然、最近連絡をとっていない知人に連絡するのは気がひけるかもしれませんが、思い切って連絡することをオススメします。もちろん、情報を教えてくれた友人には、お礼の言葉を忘れずに。
ときおり同窓会の幹事をしたり飲み会を主催するなど、普段から人付き合いをよくしておくと、情報が集まってきます。情報収集という意味において幹事は大変ですが、メリットがあります。
取引先から探すのも1つの手。営業職や顧客に常駐して仕事をするようなスタイルをとっているエンジニアであれば、お客様に接して仕事をしているかと思います。その場合、こっそり求人はあるのかどうか聞いてみるという手はあります。コンサルティング業界や人材業界出身者が、顧客に流れて転職をするというのはよくあるパターンです。
求人の読み方について
求人情報の読み方の一番のポイントは、求人情報を信じすぎないこと、期待しすぎないことです。例えば、給料が30万円から80万円と書いてある場合でも、実際には最初から給料幅の上の数字を提示してくる会社はほとんどありません。勤務時間も同様に、9時から18時勤務と書いてあったとしても、多くは正社員であれば残業はつきものです。本当はよくないことですが、残業はしていても残業手当があまりでない会社というのも多々あります。自分で期待値を調整すること。これは転職に限らず全てのビジネスパーソンにとって必要なことです。また気になる年収や就業時間、仕事内容については、以下のように聞くと面接では面接官からは嫌われず本音を引き出せるでしょう。
たとえば、実際の就業時間について聞きたいときは、以下のような丁寧な聞き方をするといいでしょう。
「仕事の成果を出すために、結果として長く働くことは苦になりません。仕事は好きですので。一方で具体的な目安となる平均的な社員の方の帰社時間をお伺いできますか?」
仕事は好きで長く働くことも問題なく、念のため聞いておきたいぐらいのニュアンスで前置きして話しておくと大分違います。