発病するのは10人に1~2人

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微熱が続くのも、結核の症状の一つ……
結核は、結核菌によって引き起こされる感染症。結核菌が、発病した患者のせきやくしゃみを通じて、空気中に放出され、これを肺の中に吸い込むことによって感染します。ただ、感染した人すべてが発病するわけではなく、発病するのは、10人に1人か2人に留まるとされています。

また、発病する場合は、感染してから2年以内のケースがほとんど。ただ、2年経ったから安心というわけではなく、数十年経過した後に、いきなり発病するケースもあります。ちなみに、結核の患者数は戦後、減少を続けていましたが、最近は横ばい傾向。1ページで見たように、毎年2万5,000人以上という発病者数は、あなどれない……。

どんな症状が現れる? 要注意の症状は?

では、結核にかかると、どんな症状が現れる? 当初の症状は、せき、たん、発熱など。ほかにも、食欲減退、体重が減る、たんに血が混じる、微熱が続くなどの症状が現れることもあります。とりあえず、せきが2週間以上止まらなかったら、病院へ行くのがお勧めです。ちなみに、病院では、たんの検査(菌検査)や胸部エックス線検査などを実施。異常が見つかれば、「発病」と診断されます。

発病したら、ほかの人にも感染する?

次に、発病した場合、ほかの人にもうつる? 他人に感染させる恐れがあるのは、重症化して、せきやたんなどの症状があり、菌が体外に出たケース。単に発病した人、感染していても発病していない人、きちんと治療を受けている人が、他人に感染させることはありません。つまり、上記の症状がひどくなっているにもかかわらず、病院に行かずに放っておくのが、一番危ないということ……。

では、結核にかかった場合、どんな治療が必要?