セブンイレブンは価格据え置き、一方ローソンは……
セブンイレブンは当面、店頭価格を据え置き。もともとスーパーと比べ価格が高いコンビニは、値上げにはどうしても躊躇する? |
■ローソン社長…… 「足元の原材料価格の上昇は、尋常ではない。メーカー側も、企業努力を重ねているので、値上げを受け入れていきたい」
■ファミリーマート社長…… 「原材料比率の高い商品の中には、値上げするものもある。ただ、値上げする商品は限定し、弁当やパスタ、おにぎりなどの値上げは考えていない」
※ 10月10日付ロイター記事の発言主旨。
両社とも、小売価格へ転嫁する姿勢は示しているものの、ファミリーマートの方は、値上げする商品を最低限に留めたいようですね。一方、セブンイレブンやミニストップは、価格引き上げを見送る方針。このように、小売価格への転嫁を巡っては、各社間でかなりの温度差が生じています。
消費者は価格転嫁の状況を見極めた上で、「賢い買物」を!
さて、これまでのところ、食品値上げに対するコンビニ業界の対応は分かれていますが、コンビニとしては基本的に、仕入れ値が上昇する以上、販売価格を引き上げなければ経営が苦しくなります。ただ一方で、販売価格を引き上げると顧客が減り、売り上げ減少を招くリスクも浮上。両者の「板ばさみ」で、経営者としては頭が痛いところ……。ただ、「賢い消費者」としては、上記以外の他社がどう動くのかなど、価格転嫁の状況をしっかり見極めた上で、「賢い買物」をしたいものですね!
【記事の関連サイト】
●All About「よくわかる時事問題」のサイト
・ガソリンだけじゃない?!値上げ旋風襲来!
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