今後の対策はないのか?
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ともかく先進国が提案している対策として、産油国に増産を迫っているものがあります。しかし産油国はあまり乗り気ではありません。
またたとえ増産をしても、それが恒常的な解決策になるかは微妙です。というのも、世界の石油埋蔵量は限られているので、ここで増産をしても、結局埋蔵量を減らして、将来的にまた原油高騰を招くだけになりかねません。
2001年には、原油価格はわずか1バレル=17ドル程度でした。そして日本国内のガソリン価格も、リッターあたり90円台でした。それが6年経って、原油価格が5倍以上にも跳ね上がっています。その一方でガソリンが1.5倍にしかなっていないのは、むしろすごいことかもしれません。
世界に埋まっている石油には限りがある。人類がこの現実を直視しない限り、いや直視してさえも、原油・ガソリン価格は今後とも上がり続けていく可能性があります。
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