2007年の後半に入ってから、ガソリン価格の高騰が止まりません。今月になって、ついにレギュラーが150円を超えて値上げされるケースも出てきました。天井の見えないガソリン価格はなぜ上がるのか? そしていつまで上がり続けるのでしょうか?

【CONTENTS】
原因は原油価格の上昇(1P目)
原油価格が上がり続ける理由(1P目)
これからどこまで上がるのか?(2P目)
今後の対策はないのか?(3P目)

原因は原油価格の上昇

<原油がガソリンに精製されて、スタンドまで運ばれる経路図>
原油がガソリンに精製されてスタンドに運ばれる経路
製油所までは原油として運ばれて、そこでガソリンに精製されてあとはガソリンとして運搬される。
ガソリン価格の上昇は、結局は原油価格の上昇によって引き起こされているものです。本題に入る前に、日本のガソリンがどうやって消費者のもとに届けられるのか、まずはそれから簡単にお話しましょう。

日本は原油のほとんど100%を海外から輸入しています。ガソリンそのものを輸入しているのではありません。日本に運ばれた原油は、製油所に持ち込まれます。製油所とは、原油から軽油、重油、灯油、ガソリンなど各種の石油製品を精製する場所です。

製油所で精製されたガソリンは、油槽所という場所に運ばれます。これはガソリンの倉庫のようなものです。そしてタンクローリーなどを使って、油槽所から各地のガソリンスタンドに運ばれます。

このように全て原油から精製されるのがガソリンなので、原油価格が上がるとガソリンの価格も必然的に上がります。実際のガソリン小売価格は、各小売店が製造コストや競合他社の価格などを考慮して逐次決めています。

原油価格が上がり続ける理由

原油価格は昨年1度、1バレル=78ドルのピークをつけた後はしばらく下がり続け、今年に1月には50ドル付近まで下がりました。ところがそれからまた反転上昇して、11月に入ってついに1バレル=96ドルという空前の高値になっています。これはもはや、1バレル=100ドルも時間の問題である可能性が高いでしょう。

では、原油価格はなぜ上がってしまうのでしょうか? こちらの記事で、去年の段階で原油価格が上昇していた原因について書いています。しかし今年になって、またいろいろと別の原因が出てきています。

→次ページ。では、最近の原油価格上昇の具体的原因に行ってみましょう。