文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
東京三菱フィナンシャル・グループとUFJホールディングスが合併に向けて協議を始めることで合意しました。一般の預金者には一体どんな影響があるの?「大手10行」と言われていた大手銀行が3つに集約されることになり、ここ数年の金融再編の最終段階に来ています。なぜこの激動の金融業界の変化が起こったのか、私たちの生活にはどのような影響があるのか、預金者レベルでの疑問にお答えします。

<INDEX>
三菱東京フィナンシャル・グループ+UFJホールディングス=?(1P目)
UFJって大手だったんじゃないの?(2P目)
問題点はないの?(3P目)
今後の課題は?(3P目)

三菱東京フィナンシャル・グループ+UFJホールディングス=?


●いつ合併するの?
東京三菱銀行本店
いつのまにか大手銀行グループは10行から3グループへ


詳細は、これから決まっていくことになります。
準備チームを発足させて、8月上旬頃までに細かいことを決定していくことになるようです。 合併ニュース第1報では、当初今年度中に統合を目指す、としていましたが、諸事情を考えると来年度上期の統合を目指すことになりそうです。

●東京三菱銀行とUFJ銀行の両方に口座があるんだけど、どうなるの?

両行とも、グループ内では「商業銀行」という位置付けになりますが、有力案では1,2年後に商業銀行同士、信託銀行同士が合併することになりそうです。
まずは、来年度上期には親会社である持ち株会社が合併し、その後傘下銀行が合併する、という案が有力視されています。
さらに、再編次第では、同じ地域に支店が2つになった場合に支店同士の統合も考えられます。

●準備チームは他に何を決めていくの?

グループ名、合併比率などについて話し合い、決定していくことになります。
このグループ名や合併比率はどのように決まろうとも、預金者にとってはあまり影響はありませんが、両グループの経営者や株主、行員や従業員にとっては大きな問題です。
どちらの名前が残るのか、1対1の対等な合併なのか、というのは勢力争いにもつながりますし、合併後の社内の関係に大きく影響していきます。

合併の全体像が分かったところで、次のページでは、なぜこの合併に至ったのかについて見ていきたいと思います。