社会ニュース/よくわかる時事問題

都会は灼熱地獄へ! 「地球温暖化」の恐怖(3ページ目)

世界各地で異常気象が頻発するなど、地球温暖化が心配される昨今。東京では近い将来、「熱帯夜」が激増する!という衝撃の予測も出ています。そこで、温暖化の実態とは? 私たちの生活への影響はどうなる?

執筆者:志田 玲子

熱帯夜は現在の3倍増、猛暑日は1.5倍増へ!

画像の代替テキスト
温暖化の進行で、寝苦しい熱帯夜が今後さらに増える?!
国立環境研究所は7月、2030年までの近未来地球温暖化予測で、衝撃的な結果を発表! まず、2011~2030年の地球の平均気温は、1951~70年と比べ約1度上昇。そして驚くことに、2030年の東京では、
■最低気温が27度以上の熱帯夜が現在の3倍増!
■最高気温が35度以上の猛暑の日が1.5倍増!
2030年と言えば、約20年後。温暖化が東京を灼熱地獄へ陥れる日も、そう遠くない?

「削減ノルマ」達成に向け、そろそろ本気の「エコ宣言」!

こうした温暖化に何とか歯止めをかけようと、既に国際的な取組みがスタートしています。97年に採択された「京都議定書」(※)は、先進国にそれぞれ温暖化ガス平均排出量の削減を義務づけ。ちなみに、日本の「削減ノルマ」は6%ですが、現状では逆に90年比8%も増加しており(2004年度)、「ノルマ」達成はかなり高いハードル……。そこで、そろそろ私たちも本気の「エコ宣言」! 節電を心がける、クールビズに取組むなど、一人一人がこまめな努力を確実に実践していく覚悟が必要です。
※ 気候変動枠組み条約第3回締約国会議で採択された温暖化ガス排出量の削減計画。先進国は、2008~2012年の5年間で90年の排出量から一定割合削減する義務を負う。

なんと9割が「温暖化に危機感を感じる!」

お待たせしました! 1ページで紹介したクリックリサーチの結果の発表です。

※ 端数切り上げ処理のため、合計は100%にならない。

驚きの結果が出ました! 「とても感じる」と「少し感じる」を合わせ、なんと9割の人が危機感を感じています。逆に、「感じない」人は合計で1割程度で、この結果を見る限り、巷で温暖化への危機感が高まっているのは間違いないと言えそう。次の課題は、こうした危機感の高まりを、一人一人がいかに自らの行動に反映させていくかということですね! 無節操に「快適」「便利」を追求するライフスタイルのままでは、環境問題の解決はおぼつかないのですから……。

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【関連サイト】
●All About「よくわかる時事問題」のサイト
光化学スモッグに黄砂、日本の空が危ない?!
自然災害・異常気象のニュース
世の悲しみ・恐怖のニュース
今さら聞けない時事用語集

●その他のサイト
地球温暖化の解説(子供のページ)、国立環境研究所(記事の参考資料)

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