日本への影響は?
写真はソウルのロッテワールド |
前回のテポドン発射は1998年8月でしたが、その時ドル円レートは1ドル=147円台になり、最近10年で最も円安になりました。またイギリスポンド円レートも、その時が一番円安でした。
そして今回また緊張が高まっているために、今月になってポンド円レートは1ポンド=213円台になり、1998年8月以来最も円安のレートになりました。また、ユーロに対しても1ユーロ=146円近くの円安になっています。これはユーロ正式導入以後、最もユーロ高のレートです。
そして円とともに、日本の株も下がっていく可能性が高まるでしょう。日本の株式市場は外国人投資家が多いので、日本周辺の緊張が高まれば、株を売ろうとするでしょう。1998年8月のケースでは、日経平均が1ヶ月間に2,000円以上急落しています。北朝鮮のミサイル問題が続いている間は、円安と株安には十分注意する必要があります。
それから実際に発射されたら、日本やアメリカが経済制裁を発動すると宣言しています。これに関しては、市民生活への影響はあまりないと思います。というのも、北朝鮮は他国との関係が希薄で、日本との貿易関係もあまりないからです。単に北朝鮮への援助が停止になるだけでしょう。
8年前も大問題になりましたが、またも繰り返される北朝鮮のミサイル問題。困ったことが起こらないように、日本としては慎重に対処していきたいものです。
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