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韓国の兵役事情(2)

韓国の男性は19歳から29歳の間に、かならず2年間の兵役に行かされます。しかし、それが嫌で兵役逃れをする人がかなり多いのです。

執筆者:鳥羽 賢

前回の「韓国の兵役事情(1)」では、韓国の兵役制度の概要と、その弊害などについてお話しました。今度はその兵役を逃れるために韓国人が使っているあの手この手について見てみましょう。

兵役逃れのために韓国籍を捨てる人たち

子供
子供を海外で産むと外国籍を持つことができる
韓国籍を持っていなければ、兵役に行く必要はありません。だから子供を外国で産んで、韓国とその国(多いのはアメリカやカナダ)の二重国籍にしてから、17歳までに韓国籍を捨てれば、兵役がなくなります。

この方法はある程度のお金があれば比較的簡単に実行できるので、過去10年くらいの間に富裕層でよく行われてきました。しかし韓国政府もそれを見かねて、2005年に韓国籍放棄による兵役逃れを違法化してしまいます。法施行前には、2000人近くが駆け込みで韓国籍を放棄していました。

人工的に「病気」になる

もう1つよく使われているのが、前回の「韓国の兵役事情(1)」でお話した5つの中の「1」の健康上の理由に該当させるために、徴兵検査で人工的に病気と診断されるようにする方法です。よく行われるのが、医者にお金を渡して「兵役不適応」の診断書を偽造してもらう方法です。

それ以外にも薬によって、徴兵検査時に落とされるようにするやり方も横行していました。このための薬を販売する兵役逃れブローカーというものが存在し、1件あたり日本円で数百万円の報酬をもらっていたとされています。

ブローカーの仲介による兵役逃れは芸能界やスポーツ界にも浸透していて、2004年の夏から秋にかけて、史上最大ともいえる規模の兵役逃れスキャンダルが発生しました。この時に逮捕されたブローカーが紹介した方法は、徴兵検査で採取した尿に薬を混入することで、腎臓が悪く兵役に行けないと診断されるようにするものです。

この時には、51人のプロ野球選手が兵役逃れの容疑で出場停止になっています。51人とは、韓国プロ野球選手全体の10%以上になり、大変な数です。主力選手が抜けた各チームの試合は迫力がなくなり、事件後の2004年の1試合あたり観客動員数は、事件前の半分以下にまで減ってしまいました。

→さらにあの人気俳優も兵役逃れをしていた!
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