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WBCから学ぶ感想の述べ方

日本中が一喜一憂しながら見守ったWBCの結果は優勝で終わりました! 侍ジャパンの選手たちのインタビューや記者会見のコメントはとても素敵ですね。今回は自分の感想の述べ方をご紹介しましょう。

執筆者:立川 亜美

日本中が一喜一憂しながら見守ったWBC(ワールドベースボールクラシック)は、みごと日本が優勝しましたね。そして侍ジャパンの選手のインタビューや記者会見のコメントはとても素晴らしいものでした。あんな風に自分の感想をしっかり述べられたら、と思った人も多いのではないでしょうか? そこで、今回は原監督、イチロー選手のように自分の感想の述べ方をご紹介しましょう。

自分の気持ちに意識をする

客先でのコメント
客先へ行った時に、話題に感想を言えることもできます
すばらしいコメントを残してくれたWBCの選手ですが、彼らのように気持ちを伝えるにはどうすればいいでしょう。まずは気持ちを整理しておくことです。イチロー選手が、優勝直後でも気持ちを言葉に出来るのは、自分の気持ちに焦点をあてているからです。

「今、自分はどんな気持ちでいるか」「どんな感情が沸きあがっているか」と、自問自答して気持ちを整理します。本来ならば「すごい」「嬉しい」「楽しい」という言葉だけでは言い表せない気持ちが、つい単純な言葉で済ませてしまっていることはないでしょうか。自分の気持ちを客観的にみてみることが大切です。

気持ちを言語化する

どんな気持ちでいるかを自分でしっかりと把握できても、それを言語化しなくては伝わりません。漠然とした答えを言うだけでは、あなたの気持ちを表現したことにはなりません。自分の気持ちが表せる最適な表現を探していく努力が必要です。

たとえばWBCで優勝した瞬間に、あなたはどんな気持ちでしたか? それを言葉にするとしたら、どう言ったらいいでしょう。「嬉しかった!」だけでなく他に付け加えるとしたら、どんな言葉で表現できますか?
たとえば選手たちが、強い気持ちで精一杯闘っている姿に感動し応援していました、としたら……。
「優勝の瞬間は、本当に感動しました! 自分の可能性を信じられるような気がします!」
「本当に嬉しかった! チームの結束力を見て自分も仲間ともっとうまくやりたい、と思いました」

「感動した」「嬉しかった」の言葉だけに留まらない言語化できる気持ちがあるのに、心の感情を言葉にすることが苦手な人が多いようです。単純なひと言で終わらせない感想の伝え方を意識してやってみてください。

次のページで、感想をうまく述べる日常の練習法をご紹介します。
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