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会話美人に学ぶ、真似したい伝え方(3ページ目)

ビジネスシーンで、ちょっとしたことで相手に不愉快な思いをさせてしまう会話があります。上司や先輩、同僚に対して断る時に、気をつけておきたいポイントをお伝えします!

執筆者:立川 亜美


苦手な人へ断わるときのポイント!

誰に、いつ、どのように断るか?
苦手なあの人に対して、どうやって断るのか? 気をつけておかなければいけないポイント。
苦手な人に伝えるときに大切なポイントは、相手に対する敬意を忘れないこと。ただ形式的に事務的な言葉を投げかけても相手の気持ちは動きません。相手が「自分のことをわかってもらっている」「自分を認めてもらっている」という気持ちになるような言葉をかけるように心がけましょう。


■上司に「今、これをやってくれる?」と頼まれた仕事を頼まれた場合

× あの~、今、出来ません……。
○ 出来ればやらせていただきたいのですが、今、お受けすることが出来ないのです。

出来ない事を簡単に引き受けてしまうことは良くありません。きちんと断りましょう。このときに「仕事がやりたくないわけではない」ことを忘れずに伝えます。そして「○時間後でしたら、時間が出来そうですがそのときでもよろしいでしょうか?」などと引き受けられる時間を具体的に伝えるのもいいでしょう。

■同僚に「今度の金曜日の夜、一緒に飲みに行かない?」と誘われた場合

× ちょっと、行かれない。
○ 誘ってくれてありがとう。残念だけど、その日は別の予定が入っていて行かれないわ。

同僚のなかでもちょっと苦手な人はいるでしょう。でも、まず誘ってくれることに感謝の言葉を言います。あなたにとって苦手な人でも、相手は好意を持っていることもあります。別の予定が入っている場合は、そのことをはっきりと伝えます。何となく行きたくない場合も「別の予定」と言うのがいいでしょう。もし、早く家に帰ってしたいことがあったとしても「別の予定」。あなたが、その時間を他の事で使いたいということには変わりありません。


自分が出来ない事、やりたくない事は、はっきりと断ることが大切。普段からきちんとした関係を築いていると相手は断られても嫌な気分になりません。「あなたが出来ないと言うなら仕方ないね」「あなたがやりたくないならしょうがないね」と思ってもらえるように伝えられる人が本当の会話美人です。ぜひあなたも、日頃のコミュニケーションを大切にして下さいね。



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