話し方・伝え方/話し方・話題作りの基本

伝える力の差を生むもの(2ページ目)

同じような内容の話をしても、ちゃんと伝えることができる人、全く伝わらない人がいます。その差を生むものは何でしょう?カリスマセミナー講師の内田智代さんに聞きます。

執筆者:君塚 由佳

伝えたいことを伝えられるシアワセって?
伝えたいことがきちんと伝わる。その喜びをあなたは知っていますか?

本当のことが伝わるからこそ生まれるもの


――話したい、伝えたいと思う感情の出所を探るというのは、本当に大切なんですね。

内田
そうですね。ぜひ大切にしてください。話が相手にきちんと受け取ってもらえる、伝えたいことが間違いなく伝わる喜びは、計り知れないですからね。

――そうですね。お互いが嬉しいのは、幸せな事ですよね。

内田
では、ここでちょっと掘り下げてみますか?その幸せな感情の出所って、わかります?

――えっ、幸せだなあと思う感情の出所ですか。う~ん。伝わる+○○○=幸せ……この○○の部分ですよね。

内田
そうですよ。

――伝わったら、心が通じ合う…お互いに信頼できると思うところでしょうか。

内田
お互いに相手を信頼できたら、確かに幸せですよね。そうしたらどうなる?

――話すたびに、信頼関係を築けたら好きな人がたくさん増えそうです。

内田
そりゃあ、幸せだ!(爆笑)

――ああ、そうか。私の場合、好きな人をたくさん増やしたいから話したいし、伝えたいのか。これから肝に銘じます(笑)そう考えると本当のコミニケーションって、人によって違うのかもしれませんね。

内田
そうですね。よくありがちな「わかりあうためのテクニック」として、相手の言葉を復唱するというのがありますが……例えば「給料が少なくて困っています」という人に「困っているんだねえ」と言ってあげれば、相手は「ああ、この人は私が困っている気持ちをちゃんとわかってくれるんだ!」なんて感動するかっていうと、そんなこと思うわけがない。小手先のテクニックや理論では人の心は動かないでしょう。大切なのは心の架け橋をわたす、今言った本当のコミニケーションが大切なんだと思いますよ。

――そのためにも、本当のところを探る作業が必要なんですね。ありがとうございました。

今回は、ガイドである私が自分と掘り下げられてしまいましたが(笑)あなたは読み終えた今、何を感じておられるでしょうか。あなたはいつも「ほんとうのこと」を話していますか?
あなたの言いたいことがきちんと伝わらない理由のヒントが今回の話に隠れているかもしれませんよ?

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