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デキる上司の飲みニケーション術

今年もそろそろ師走。年末に近づくと、何かと飲む機会が増えてきますね。そこで今回は、お酒の席を活かし部下に好かれる、飲みニケーションのポイントをご紹介します。

執筆者:立川 亜美

今年もそろそろ師走。年末に近づくと、何かと飲む機会が増えてきますね。部下は上司からの誘いをむげには断れず、しぶしぶ付き合う、ということも少なくないはず。飲みニケーションの心構えを知らないと、お互いの距離を遠ざけてしまうことにもなりかねません。そこで今回は、お酒の席を活かし部下に好かれる飲みニケーションのポイントをご紹介します。

居酒屋
飲み会の席だからこそ、人柄が見えてしまいます。上司としての役割を忘れずに。

飲みニケーションの効果とは

楽しい仲間との飲み会は楽しいけれど、上司とはちょっと緊張する、という部下のほうが多いでしょう。しかし、日頃は口に出来ないことを、お互い言えたり、いい効果も少なくありません。どんな効果があるでしょう。

● 腹を割った話ができる
仕事で見せる顔だけでなく、すこしプライベートの顔を出してあげることで、部下にとってはとても話しやすくなります。お互いかしこまったスーツを脱いでネクタイを緩めて、本音で語り合うことも出来ます。

● 部下の素顔が見える
部下がリラックスすることで、日頃は見られない素顔がわかります。上司にとって部下がどんな人なのかと知っておくことは大切です。

宴席を有効な時間に出来れば、日頃の部下とのコミュニケーションの取り方がわかり、スムーズに仕事が進むようになります。それには、仕事以外の顔が出せる場でなければなりません。「少しだけオフタイム」という空間を作るのは、上司のあなたです。

こんな上司は嫌われる!

そんなつもりじゃなかったけど、お酒が入って、いつの間にか「ただの酔っ払い!」に……。これでは、部下に嫌われてしまいます。あくまでも、仕事上での飲み会だということをわきまえて! 飲む前の心構えとして注意しておきましょう。

● 自慢話に花が咲く
自分では部下にいい話を聞かせているつもりでも、気付くと自慢話ばかり。これでは、相手は我慢して聞くことしか出来ません。相手が部下だったりすると、ついやってしまいがちなので、気をつけましょう。もちろん愚痴話も同じことですよ。

● 人の話を聞かない
飲みニケーションは、お互いがよりいい関係になるためのもの。そこで、自分だけが話しているようではいけません。部下の話を聞いてあげる時間を十分に作ってあげましょう。

● 仕事関係での距離がわからない
飲んでしまって、つい相手との距離感を間違えてしまう、ということに気をつけましょう。セクハラ、パワハラということも起こりがち。部下の信用を失う結果になるので要注意です。

● 泥酔
もってのほかです! 一回の失敗でも永遠に言われ続けてしまいます。自分では気付かないこともあるので、親しい人からのお酒の席の素直に聞いておきましょう。お酒に弱い人は十分に気をつけてください。

次のページで、効果的に使える飲みニケーション、そして好かれる上司になるポイントをご紹介しましょう。
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