あいさつは、気軽するもの。でも、思った以上に奥が深いものなのです |
一概に「あいさつ」といっても、いろいろなあいさつ言葉があります。各地の方言や、親しい間柄だけで使われる「ちわーっす」というものもあります。
私たちは、このあいさつを日々何気なく口にしています。おそらく、社会生活の単なる慣習にすぎない、という感覚があるからでしょう。そのために、適当なものになってしまうことも多く、効果的でない形式的なものだけのあいさつになってしまいがちです。
あいさつをされる時にも気持ちが落ち込んでいたり、忙しくて余裕がないとき、気分が乗らなかった時など、つい面倒になり、あいさつをしないという人もいます。
コミニケーションという観点からいえば、そういった人はビジネスパーソンとしても、また社会人としても大変な損をしています。なぜなら、あいさつは相手や状況に応じて適切に行えば、他者と心の距離を縮めるだけでなく、自分の思想を相手に伝える強力な武器になりうるからです。あいさつには相手の心を開かせる効果があり、あなたに最高の「得」をもたらす技でもあるのです。
なんとなくあいさつしていませんか?
あいさつは社会的マナーでもあるため、最も容易な話かけ言葉であるので、気軽にできます。しかも、相手に対する友好的な意思の伝達になるのです。それによって、お互いの心を開かせ、組織やプロジェクトチームなどの一員として自らの積極性や意思を周囲に伝えることで全体のコミニケーションを良くし、意思を統一する効果があります
私は「部下たちがバラバラでまとまりがない。そのためか、組織としての力が結集されていない」といった悩みを相談されると、まず職員全員にあいさつをしっかり やるように指導することをお勧めしています。大抵の方が「えっ、そんなことで?」という顔をされますが、実際にやってみると、それだけで社内の雰囲気が変わり、コミニケーションがよくなったという例は少なくないのです。
「しっかり としたあいさつ」とはどういうものでしょう?体育会系のよく通る大きな声で元気よく!という根性論ではありません。(よく誤解を受けるのですが)形式的なあいさつではやめて、手を抜かずコミニケーションの武器として使いこなすということです。
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